タイヤ解析技術「アルティメット アイ」 【Hara's Eyes】
こんにちは。ブリヂストン技術スポークスパーソンの原です。
今回は、当社のタイヤ解析技術「アルティメット アイ™」についてご紹介します。
※この記事は2015年9月30日にブリヂストンの企業サイト上で公開された記事で、それをブリヂストンブログに移設したものになります。肩書きや記述内容等は当時のものとなります。
<紹介動画>※再生時に音声が出ます。
普通、乗用車は、4本のタイヤがついて、1本のタイヤはハガキ1枚分くらいの面積で路面に接しています。タイヤは、そのハガキ1枚分の面積の中で、「走る」、「曲がる」、「止まる」という車の動きを支えています。
このハガキ1枚の中では、人の目で見ることのできないいろいろな現象が起こっています。「アルティメット アイ」は、ハガキ1枚の中でどんなことが起こっているのかを目に見えるようにする技術です。
ハガキ1枚の接地面の中で起こっている代表的なものが、摩擦力と圧力です。タイヤに求められる性能を最大限に引き出すためには、摩擦力と圧力を最適の状態にすることが必要です。
「アルティメット アイ」は、2つの技術から構成されています。一つは、圧力や摩擦力をコンピューターで予測する技術。これをシミュレーションといいます。もう一つは、精密機械によって、実際にタイヤが走っているときの圧力や摩擦力を見る精巧な計測技術です。このシミュレーションと計測技術を融合することにより、解析の精度を向上させ、より高性能なタイヤの開発に貢献しています。
実際には見えないものを、見えるようにする技術、その名の通り、まさに究極の目、「アルティメット アイ」です。この「アルティメット アイ」は、今後さらなるタイヤ開発力の向上につなげていきます。