審査風景 |
並んだ絵から、みなさんの熱い想いが伝わってきます |
気持ちのこもった力作に、審査員の顔がほころびます |
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荒川 詔四
(株式会社ブリヂストン 代表取締役社長)
この作品は、自然の中に本人と昆虫類、それから植物が一緒になって溶け込んでいて、自然を愛しているということが表れている。そういう気持ちがとても良く出ている絵だと思いました。
ヘルムート・カフタン 氏
(メルセデス・ベンツ日本株式会社 取締役副社長)
とてもフレンドリーで、とても明るく、そしてとてもカラフルな絵なので選びました。この絵を描いた動機、自然と人間が一体になって調和して生きるということ、自然を守る、環境を守るということに関して、とても重要な問題ですので、これを選びました。
ヒサ クニヒコ 氏
(漫画家)
石川君は本物のフクロウを見たことがなく、テレビで見ただけということですが、大好きな、その気に入ったものを、一生懸命描いてくれました。よく見るとねずみがいたり、カブトムシがいたり、自分の好きなものをいっぱいこの世界の中で描いてくれて、とても感動しました。とても楽しい絵です。
浜田桂子 氏
(絵本作家)
渋い渋い柿が風と太陽の光で甘くなる、雪が降る頃にはそれがとても甘い柿になるというその不思議さと嬉しさがとっても表れていて素敵な絵だなと思いました。ひとつひとつこの干されている柿や下の方にも出来上がった干し柿が描かれていて、これはよく観察しなければ、描けないかたちだなと思いました。それからそのことが嬉しい三人の人達の顔も素敵で、とても感動しました。
島田 紀夫 氏
(ブリヂストン美術館館長)
この作品は魚やクジラの表情が非常にかわいらしいですし、魚やクジラに美味しいものを食べさせようという気持ちがよく表れています。温暖化で地球全体が疲弊していて、特に海の中も温暖化で住みにくくなっているのでお魚がかわいそうだ、だからそのお魚のために、きれな海を戻してあげたいという気持ちで描いた、その気持ちが魚やクジラ、果物等の表現に非常によく表れていると思いました。