エコ・プロジェクト ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール 第4回テーマ「みらいにのこしたいしぜん」

審査風景

応募総数17,512点の作品の中から、厳正なる審査を経て受賞作品101点及び団体賞5点が決定。その中から審査員特別賞6点が各審査員によって選ばれました。

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審査員からのコメント ※受賞者 敬称略

荒川 詔四
(株式会社ブリヂストン 代表取締役社長)

全体的に見た感じがひじょうにやさしいという印象を受けました。すくすく育っている森の中を元気にうさぎが飛び回っているような躍動感があり、やさしい雰囲気と自然を感じました。日本では開発により木が簡単に切られたりしています。あらためてこういう風景の大事さを感じました。

ヘルムート・カフタン 氏
(ダイムラー・クライスラー日本株式会社 取締役副社長)

今回は自然を守るというテーマに沿って絵を選びました。現在、北極大陸、南極大陸といった寒い地域の自然が危険にさらされています。そういった観点からこの絵を選びました。フランス映画でとても人気のある「皇帝ペンギン」という映画があります。その映画からもインスピレーションを受け、6歳というとっても小さいこどもが、こんなにも先を見据え、素晴らしい絵を描いてくれてたことに、大変共感し、感銘を受けました。

ヒサ クニヒコ 氏
(漫画家)

今、地球の温暖化など様々な環境に対するテーマがありますが、自分の住んでいるところの自分の雪景色、これを残したいというテーマとその表現力が、とてもこどもなりのリアリティがあって、自分のまわりにある雪のある風景を残したいということにこころを打たれました。

水戸岡 鋭治 氏
(環境デザイナー [ドーンデザイン研究所])

私は審査員をするのは4回目になりますが、初めて日本的な絵が出てきました。墨絵みたいで、もっとも日本の美しい景観を非常に上手に描いておりじっとよく見て、丁寧に自然を捉えている。このじっと見て自然を理解するということが一番大切で、そういう作業をきちっとされている。 私はこういう書き方好きなので選びました。

高砂 淳二 氏
(自然写真家)

とんぼは他の動物達と比べると地味なんですが、そのとんぼに焦点をあてて思いっきり主役にして迫力満点に描かれています。羽根の透明感とかのディテールがすごくきれいで、色のコーディネーションなどとても上手です。人が作った田んぼが描かれているんですけど、この人の中にいるということも肯定して、自然全体を捉えて描いているところがとても気に入りました。

島田 紀夫 氏
(ブリヂストン美術館館長)

未来に残す自然の中でも、大きなものの一つとして海があります。この安里さんは宮古島に住んでいて、まわりにたくさんある海をテーマに、魚や亀などたくさんの海の中の動物が描かれていて、それを未来に残したいという意図が非常によくわかっていたと思います。作品の描き方としては非常にデザイン的に、装飾的に描いた絵で、たくさんの作品の中でもこういう色合いや構図が派手なものもおもしろいと思いました。