長距離運転前に点検すべきタイヤの7つのチェックポイント

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~長距離運転前に点検すべきタイヤの7つのチェックポイント(項目)をご紹介します。大型連休などでお出かけ前はタイヤの空気圧など、様々なチェックを忘れずに!~

最近、とても暑いですね!
これだけ暑いと、皆さんいつも以上に体調管理に気をつけていらっしゃると思います。

特に大型連休は、家族での帰省やお友達との旅行など、楽しみなイベントを企画されている方も多いはず。
楽しい思い出をいっぱいつくるには、元気であることが大前提となりますので、体調管理には気を付けたいところです。
・・・そう、タイヤの体調も!

・・・かなり苦しい導入ですみません。

大型連休は皆様クルマでお出かけになることも多いですよね。
帰省や旅行はクルマの移動距離も長くなるので、お出かけ前には是非タイヤの体調チェックをお願いします!
楽しいイベントがタイヤのトラブルで台無しにならないよう、自家用車のタイヤを点検してあげてください~。

※左写真が適正空気圧(240kPa)、右写真が低空気圧(150kPa)です。意識して点検しないと気づきにくいかも・・・。

チェックのポイント(項目)を記載します。


1. 空気圧は適正ですか
タイヤにとって空気はゴハンです。人間がゴハンを食べないと力が出せないのと同様に、タイヤも空気というゴハンを
貰えないと力を発揮できません。まさに、「タイヤの体調管理の基本は空気圧にあり」ですね。
適正な空気圧はクルマの種類によっても変わります。ドア部分にタイヤの空気圧が記載(シールなど)されていることが多いので、是非チェックをお願いします。なお、タイヤは温度が高いと、充填されている空気が膨張して空気圧が高くなります。
空気圧のチェックは走行前など、タイヤが冷えた状態で測定してくださいね!

2. タイヤに傷やひび割れはないか、異物は刺さっていませんか
タイヤにちゃんと空気が入っていても、クギ等が刺さっていたら台無しです。ゴハンを食べても怪我をしていると元気に動けないのと同じですね。タイヤがクギを踏んだ場合、すぐにパンクするとは限りません。ジワジワと空気が漏れていくことも多いので、お出かけ前にはタイヤに傷や異物が刺さっていないかの確認をおススメします。

3. タイヤの溝深さは1.6mm以上ありますか
タイヤには溝が彫ってあります。この溝は排水の役目を担っており、雨天の運転には欠かせません。
タイヤがすり減ってくると、当然溝も浅くなります。タイヤの溝が十分残っているか確認してくださいね。
なお、主溝の深さは1.6mm以上必要と定められています。
 ※タイヤの溝については下記記事もご覧ください
 ⇒[ウェット性能] 雨の日のドライブの安全性能を大きく変えるタイヤの溝の深さ

4. ホイールの変形やタイヤ組付部の傷、亀裂はありませんか、ボルトやナットにゆるみはありませんか

タイヤ自体に問題がなくても、タイヤとセットで使うホイールが変形していると、空気が隙間から漏れてしまうことがあります。
ホイールの目視点検も忘れずに!また、タイヤをクルマに装着する「ナット」が緩んでいないかの確認も是非おねがいします。

5. タイヤバルブからの空気もれはありませんか、キャップは付いてますか
意外と見落としがちなのが、タイヤバルブです。傷や劣化があると、この部分から空気が漏れたりすることもあります。
点検の際はバルブからの空気漏れがないかもご確認ください!

6. スペアタイヤの点検
あまり考えたくないですが、万が一タイヤトラブルがあった場合、必要となるのがスペアタイヤです。
いざというときに、「空気がはいっていない・・・」「傷がある」ということの無いように、是非点検をお願いします。

7. タイヤ交換の工具はクルマに揃っていますか
スペアタイヤへの交換が万が一発生し、自分で対応する場合は当然工具が必要となります。
車両を持ち上げるためのジャッキや、停止車両の存在を知らせる三角警告板、ナットを締めるためのレンチなどが
クルマにしっかりと常備されているか出発前に確認しておきましょう。

「点検項目こんなにあるの!?」と思われた方が殆どだと思います。
そのような場合は、プロに点検をお願いするのも有力な選択肢です。

タイヤを販売しているお店の中には、タイヤ点検を無料でしてくれるところも沢山あります。
ゴハン(空気)が少なかった場合も、その場で補充してもらえますのでとても便利です。
もちろん、私も大型連休の長距離移動前には必ず販売店でタイヤの点検をして貰っています。

如何でしょうか。
体調管理と同様に、この夏は少しだけタイヤの体調に気を配って貰えると嬉しいです。

タイヤトラブルを回避して、楽しい大型連休を過ごしてくださいね!