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山田宏の「2016鈴鹿8耐ここが見所!!」 Vol.1 「世界耐久選手権とは?/マシン/公開テスト」の巻

7月31日(日)に決勝を迎える「2016 FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦 "コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレース」に向けて「ブリヂストンのモータースポーツ若大将」山田宏が、皆さまの観戦がもっともっと楽しくなる「見どころ」情報を連載記事として紹介します。

第1回目は初心者に向けて「世界耐久選手権」の話題から「マシン」の話題、そして「公開テスト」について語ります。


世界耐久選手権とは?
世界耐久選手権とはMotoGP™、スーパーバイク世界選手権と並ぶ、ロードレースの世界選手権で、3時間から24時間の間で行われる耐久レースです。
昨年からプロモーターとして、ユーロスポーツが入り、来シーズンからシリーズの期間が変わる事が決定しているんです。

今シーズンは3か国で全4戦を開催。
第1戦:4/10フランスルマン24H、第2戦:6/12ポルトガルポルティマオ12H、第3戦:7/31鈴鹿8耐、第4戦:8/27ドイツオシャスレーベン8Hというスケジュールとなります。

そして今年の9月から2016-2017年シーズンが開始し、第1戦は9/18フランスボルドー24Hから始まり、最終戦が鈴鹿8耐となる事が決まっています。

ですから2017年の鈴鹿8耐は、世界耐久選手権の最終戦となり、年間タイトルが鈴鹿で決定する事になるでしょう!


マシン
マシンは「EWC」と「スーパーストック」(排気量は共に750-1000cc、2気筒は850-1200cc)という2つのクラスがあります。

EWCのマシンのレギュレーションは、全日本のJSB1000と基本的には同じです。
マシン性能:1000ccで220馬力以上、車重は最低重量が175kgでJSB165kgに比べライト類が付いている為約10kg重い。とはいえ市販車のレベルでいうと、例えば250ccのCBR250(165kg)と同じレベルで、馬力は約5倍!

table_8h_jsb.gif
マシンのレギュレーションは、市販車からの改造範囲は狭く(特にエンジン)、各社の市販の1000ccスーパースポーツをベースにしています。
ヤマハはYZF-R1、ホンダはCBR1000RR、カワサキはZX-10R、スズキはGSXR-1000、BMWはS1000R。

スーパーストッククラスは、更に改造範囲が狭く、足回りやブレーキ等の形状変更やホイールの変更も出来ません。8耐ではタイヤ交換にも時間が掛かる為、昨年クラス優勝をしたチームは、8時間で2回しかタイヤ交換をしなかったので、3セットのタイヤで走り切りました!
ちなみに昨年EWCクラスの上位は、7回ピットの戦略で、6回か7回のタイヤ交換をするのが通常の戦略でした。

但し今年はタイヤレギュレーションが変わっているので、各チームがどんな戦略で臨むのかも注目です。


テストの内容


マシンは基本的にJSBと同じなので、普段全日本でJSB1000を走らせているチームは、十分にデータもあるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そうではないのです!

今年は公開テストが7月の4~6日の3日間行われました。その後メーカーの占有テストが2日間あり、ほとんどのチームがこのテストのみでレースウィークを迎えます。

+今年のテストやレースの様子はこちらでレポートしています


8耐に向けてのテストは、大きく分けて3つの目的があると思います。

    1. マシンの基本動作確認とタイヤ選択、サスペンションセッティング

ライト類が付く事で、JSB1000より10kg重くなるのですが、この10kgというのは運動性能に大きく影響します。
そして通常JSBではガソリンも24Lも入れることがないので、フルタンク状態では更に重くなります。
タイヤもスプリントよりはハード方向になるので、そのレースタイヤを付けて、重いマシンで安定したタイムを出す為のサスペンションセッティングが重要です。
そしてライトや電装系や燃料残量警告等のトラブルがないかも、重要なテスト項目です。

    2. ライダー毎のセッティング合わせ

8耐は3人で走るチームが多いので、体格や好みの違う3人のセッティングを決めるのも難しく、かつ重要な項目です。
エースライダーが速く走れるセッティングでは、他のライダーが乗りにくいという事はよくあります。
ハンドルポジションやフットレスト、シフトペダルの位置等も好みがありますが、これらはレース中変えることは事実上出来ません。
ポジション的に出来るのは、せいぜい人によってシートストッパーを追加する位でしょうか?

サスペンションセッティングの好みが大きく違う事は多く、全員のアベレージスピードを上げるために、どこで妥協するか?というのが難しい所です。
JSBでは各ライダーの好みに100%合わせますが、8耐ではそうもいかないので、ライダーもそれに合わせた走りをする必要があるのです。

    3. 燃費を良くするセッティングと、燃費データの収集

8耐では燃費を良くするエンジンセッティングが必要です。
ピットインによるタイムロスが大きいので、勝つためには7回ピットインに抑える必要があります。
そのため、通常のJSBでのセッティングより、ガソリンの噴射量を少なくする必要があり、そうすると乗りにくくタイムを出すのが難しくなります。
ライダーの乗り方によっても、燃費の良し悪しがあり、この辺りのデータを取りながらセッティングを詰めていき、燃費を良くしてラップタイムが落ちない状況を作る必要があります。

1.2.も合わせ、レースの状況を考慮して、ガソリン満タンでの性能と、20周を超えてタイヤのグリップも落ちてきた時の挙動を確認する為のロングラン等、テスト項目は沢山あります。

    4. その他

8耐ではピット作業の速さと確実さも重要な要素となります。ライダーがコース上で1秒縮めるのは至難の業ですが、ピット作業でちょっとしたミスで5秒や10秒すぐに掛かってしまいます。
チームはタイヤ交換と給油作業の練習をかなりやるのですが、それでも本番ではミスがかなり出てしまうものです。

同様にライダーにとっては、ピット作業後に新品のタイヤに交換して、1周目にどれだけタイムを上げられるかも重要です。 レースではハード目のコンパウンドを使うので、タイヤウォーマーを使用するものの、グリップが上がるまでに1-2周掛かるのが普通です。

スプリントレースでは、スタート前にサイティングラップ、ウォームアップラップと2周あるので、あまり問題にはならないのですが、8耐では新品のタイヤに交換していきなりペースを上げないといけないので、ライダーはその辺りのフィーリングをつかみ、練習もするのです。

これら8耐マシンはJSBマシンに比べ、車重が重くタイムを出すのが難しいうえ、暑さによってエンジンパワーも落ちるので、昨年のヤマハファクトリーが出した、予選タイム2分6秒000と、レースでのベストラップ2分8秒496というのは、驚異的なタイムです。

ちなみにJSBでは、昨年の最終戦に中須賀選手が、予選でサーキットベストラップを更新する「2分5秒192」というタイムを出しました。(文:山田宏)

山田 宏 (やまだ ひろし)
株式会社ブリヂストン
Jリージョンモータースポーツ推進ユニット 課長

1980年にブリヂストン入社。東京、小平にある技術センターでタイヤの性能を評価する試験部に配属される。
1990年に2輪ロードレース部門が強化されたときに異動し、全日本選手権の開発者となる。
1991年、開発者として世界GPに派遣される。
1992年より本社へ異動し、2015年まで世界GPのレース活動を担当。
また、趣味の枠を超えた「料理研究家」として、レースやイベントなどで手料理を振る舞っていることでも有名。

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