第19回審査風景

環境や自然への思いを絵にしよう！第19回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール

第19回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール審査会の様子、
審査員の感想、選評をご紹介いたします

最終審査
2次審査
1次審査

最終審査

審査風景

ブリヂストン大賞審査員コメント

選出作品「だれとでもかぞく」^※

東正浩株式会社ブリヂストン代表執行役 Global COO

お互いに仲良くする動物たちがどんなに見る者の心を温めてくれるか、暖かい色調や表情の描写を通じて画用紙全体に表現した本当に素敵な作品だと思いました。素直で優しい心の持ち主だからこそ描ける絵ですね。

選出作品「アゲハチョウ」佐竹杏那

吉森裕株式会社ブリヂストン BSJPタイヤ・ソリューション経営企画・管理・SCM統括部門長

真っ赤な花、いろいろな緑の色に対して、黒とオレンジのコントラストが非常に鮮やかで素晴らしく、幼虫から大切に育てたアゲハ蝶が巣立って行く様子や、アゲハ蝶に対する思いの伝わる絵だと感じました。

選出作品「ももんがだんご」高山璃子

ヒサクニヒコ様漫画家

とにかく、“かわいい”と感じた絵です。寒い冬の中で、モモンガたちがお団子状態になっている構図がおもしろく、色使いもとても上手に描かれていると思います。モモンガが集まった姿を見てかわいいと思った、そんな素直な気持ちが絵にも表れていていると感じました。

選出作品「かくれんぼ」松舘杏奈

ミロコマチコ様画家・絵本作家

遠くから見ても、光り輝いていました。近づいて見てみると、動物や鳥や小さな虫たちがどんどん出てきて、絵でこんなにワクワクできるのだと感じました。「たくさん動物を描いたので探してみてください」というメッセージも、相手を楽しませる気持ちで絵を描いていることが、素晴らしいと思いました。

選出作品「私の庭の小さな地球」金城みのり

貝塚健様公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館学芸員

まあるい世界の中で、みんなで仏様を囲んで拝んでいるような。日本人の心にすっと入ってくる、そんな透明感のある絵だと感じました。

※受賞者の要望を踏まえ、氏名を記載しておりません

ブリヂストンスポーツ・サイクル賞、ターナー色彩特別賞審査員

磯部正博

ブリヂストンサイクル株式会社代表取締役社長兼ブリヂストンスポーツ株式会社代表取締役社長

描かれた皆さんに、これからもピュアーな気持ちを持ち続けて頂けるよう、その気持ちがこれからの地球維持につながるそんな期待をこめて、印象に残る作品を選出しました。

多胡和徳

ブリヂストンサイクル株式会社取締役専務執行役員兼ブリヂストンスポーツ株式会社取締役専務執行役員

身近な生き物の中で、動物とのふれあいを描いている作品を選出しました。これからも自然を大切にしていきたいという気持ちの伝わる作品が多いと感じました。

松村隆様

ターナー色彩株式会社代表取締役社長

今回のテーマに沿った素晴らしい作品が多く、その中でも生き物たちに対する愛情がストレートに、色彩豊かに鮮やかに描かれた作品を選出しました。

全体講評

ヒサクニヒコ様漫画家

本コンクールでは、毎年6万人近い子どもたちが参加をしてくれています。テーマに沿ってどう表現しようか考え、一枚一枚に真剣に向き合い、細かく観察して、一生懸命描いている。これは、日本の財産だと思います。
今回で第19回目になりますが、第1回目に10歳で参加した方が、今はもう29歳になり、日本の社会の中枢に入っています。これまでの参加者の中には、コンクールをきっかけに環境や絵に興味を持ち、現在の活動や学びに繋がっている方たちがいらっしゃいます。そこに、19回続いていることの意義があると感じます。
今回も色々な作品がありましたが、絵という表現手段で、素直に身近にある環境や自然を表現してくれている事は、審査していてとても楽しいです。
これからもコンクールを継続して行き、ぜひ日本の宝にして頂きたいと思っています。