2023.10.24

夏休み子ども向けイベント 実施レポート

2023年8月6日、7日に、ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズでは、
夏休み子ども向けイベント ゴムで作る未来のやわらかいロボットの世界をのぞいてみよう! ~作って、さわって、考えよう!~を東京都千代田区の科学技術館で実施した。
イベントの様子を紹介する。

このイベントは、未来のロボット業界に携わる人財を増やすきっかけ作りと、
ブリヂストンとソフトロボティクス ベンチャーズの取り組みを知っていただくために開催。
当日は小学4年生から中学3年生までの約20人が参加した。

まずはブリヂストンの紹介から。
そしてイベントのメインである、ブリヂストンの取り組むソフトロボティクスについて紹介。
これまでになかった柔らかいロボットを実現するために、ブリヂストンのアクチュエーター(ゴム人工筋肉)の実物を触ってもらった。

IMG_0023.JPG
空気を入れると伸縮したり曲がったりする、ゴム人工筋肉の特性を体感


実際に触れた後は、市販の材料で簡易的な曲がるゴム人工筋肉の制作に挑戦。

IMG_1900.JPG

ここまでのゴム人工筋肉についての理解を生かし、その活用方法を子どもたち自身で考えてみることに。
「センサーと組み合わせて自動ドアの開閉に利用する」「遊園地で着ぐるみを来ている人の手や足の動きを補助する」など、大人顔負けのアイディアがたくさん出た。

IMG_0212.JPG


続いては、ゴム人工筋肉を使ったじゃんけんに挑戦。
ゴム人工筋肉5本を使って手に見立てて、子どもたちは1人1本、指の操作を担当。5人チームでのグループ対抗じゃんけんを実施した。
担当する指に空気を入れ、指を曲げるタイミングを合わせてグー・チョキ・パーを作ろうとするものの、コントロールが難しい様子。それでも、練習を重ねる度に全員の息が合っていき、最後は出したいじゃんけんのポーズが出せるように。

IMG_0258.JPG

子どもたちが苦戦したように、人が手動で空気の出し入れをコントロールすると思うようにいかないことも。出したいポーズをスムーズに出すには、プログラミングの技術が生かせることも紹介。

最後は、ブリヂストンが考えたゴム人工筋肉の活用方法である、ロボットハンドの実物を紹介。柔らかくてモノになじむため、大きさや硬さが様々なものを"いい感じ"につかめることを、実際に触って体感してもらった。

IMG_0284.JPG

参加した子どもたちからは、「今までにない経験ができてよかった」「柔らかいロボットがあるということを初めて知った。人工筋肉のたくさんの使い道を考えることが楽しかった」といったうれしい声が。これをきっかけに、ロボットやブリヂストンへの興味を持ってもらえればと考えている。

イベント終了後には、科学技術館に訪れた方にもロボットハンドをご覧いただいた。

ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズでは、「1億人の目に触れ、100万人の手に触れる」ことを目標に、認知活動を実施中。今後の取り組みにも注目いただきたい。

IMG_0333.JPG

Share

  • Facebook
  • X

Back to column