16Q: このポリシーが「ファシリテーション・ペイメント」(日常の取引を迅速化するために、公務員に少額の金銭を支払うこと)を禁止していることは理解していますが、例えば、パスポートの更新やビザの発給の迅速化手数料等の、公式なサービス手数料は「ファシリテーション・ペイメント」とみなされますか?Q: 贈収賄が禁止されていることは知っていますが、公務員(警察官や入国管理官等)が、少額の現金を支払わない限り、私を拘束したり危害を加えたりすると脅迫してきた場合はどうすればよいですか?Q: 公務員に賄賂を支払うことが法令に違反していることは知っていますが、それを支払わないとこの国では何も物事が進まないと誰もが私に言います。公務員に手数料を支払うエージェントを起用することで、法令違反を回避できますか?A:(公務員個人にではなく)公的機関に支払い、公式な領収証が発行される迅速化手数料(例えば、パスポートの更新やビザの発給の処理を迅速化するために公的機関が定めている特急申請手数料)は、「ファシリテーション・ペイメント」ではありませんので、通常は問題ありません。もし、迅速化のための金銭の支払いが適切で合法かどうかが分からない場合は、法務担当部署に連絡してください。A: 非常にまれな状況ではありますが、そのような要求に応じない場合に、従業員の身の安全が危険にさらされる場合もあります。もし、あなたが、自身が差し迫った危険にさらされていると感じ、身の安全を守る最善の方法は支払いをすることであると判断した場合、会社の方針として、そのような支払いをすることまで禁止するものではありません。このような種類の支払いは、賄賂ではありませんが、安全な場所に到着したらすぐに、上司、法務担当部署、及びセキュリティ担当部署(もしそのような部署があれば)に、その支払いについて報告してください。このような支払いについても、適切に報告し、会計帳簿に記録しなければいけません。ブリヂストン グローバル贈収賄防止ポリシーA: いいえ。支払いが直接行われるか、第三者を通じて間接的に行われるかに関係なく、公務員に賄賂を支払うことは法令に違反します。そのような支払いを行った場合、あなた自身と会社の両方に深刻な事態が生じます。あなたに認められていないことをするためにエージェントを起用したとしても、あなたや会社の法的責任を回避することはできません。したがって、エージェントの起用を検討するときは、適切なスクリーニングを実施して、起用する根拠、エージェント業務と支払う対価とが見合っているかどうか、エージェントの背景、評判、資格等を慎重に確認する必要があります。スクリーニング手続きの詳細については、法務担当部署に相談してください。Q & A
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