11• その代理店・仲介業者様自身もしくは近親者が公務員である、ある• その代理店・仲介業者様は、公務員から推薦を受けた人(企業)である。(特にその事業に対して裁量的な権限を持つ公務員からの推薦である場合にはさらに危険性が高くなります。)• ビジネスパートナー様に代理店・仲介業者様を推奨いただいたが、• その代理店・仲介業者様は、過度に高額な手数料を要求してくる、• その代理店・仲介業者様は、一般的ではない支払条件を要求してくる(例:一括前払い、第三者名義の口座への支払い、取引と関係のない通貨での支払い、第三国(特に銀行取引の透明性が低い国)への送金)。• その代理店・仲介業者様は、商売を獲得するため、あるいは「取引を勝ち取る」ために、特別な金額が必要になるかもしれないと言っている。• その代理店・仲介業者様は、異常な費用、ずさんな記録しか残っていない費用、あるいは緊急の費用について、ブリヂストンによる肩代わりを要求してくる。• その代理店・仲介業者様から、政府とのコネを持っている再委託先(下請業者・売主)を起用する提案があったが、その再委託先について不明な点がある。「危険兆候」の例は以下の通りです。もちろん、これに限られるわけではありません。「危険兆候」の例いは公務員とビジネス上のつながりがある。その代理店・仲介業者様は、その事業分野における十分な専門知識や実績を有していない。あるいは手数料を現金で支払うことを要求してくる。スクリーニングによってリスク情報その他の関連情報が判明した場合はそれも踏まえて、リスクを軽減するために、適切な内容の誓約書を取得し、適切な条項を含む契約書を取り交わす必要があります。そして、契約期間中も、代理店・仲介業者様が誓約条項や契約条項に従って活動しているかどうかをしっかりモニタリングする必要があります。また、代理店・仲介業者様向けにコンプライアンス認定制度や研修を導入する等、追加の対策や予防措置をとることも有効です。代理店・仲介業者様を選定し、取引が始まった後も、スクリーニングの義務が終了することはありません。取引全体を通じて法令に違反しないよう、代理店・仲介業者様に遵守いただきたいルールや期待される行為を丁寧に説明し、代理店・仲介業者様の活動を継続的にモニタリングし、「危険兆候」に常に注意を払う必要があります。買収や合弁事業等の新しい事業への取り組みにおいても、スクリーニングは重要です。そのような新しい取り組みを始めるにあたっては、贈賄リスクを軽減するため、適切なスクリーニングと予防措置について事前に法務担当部署に相談し、アドバイスを受けてください。ブリヂストンの贈賄防止スクリーニング手続きの詳細については、各地域のコンプライアンス・イントラネットにアクセスするか、法務担当部署にお問い合わせください。このポリシー及び贈賄防止スクリーニング手続きが、特定の事業活動にどのように適用されるか、あるいは、特定のお客様、お取引先様、ビジネスパートナー様等との取引にどのように適用されるかについて疑問がある場合や、新規もしくは既存の代理店・仲介業者様について何らかの懸念がある場合は、法務担当部署に連絡し、アドバイスを受けてください。ブリヂストン グローバル贈収賄防止ポリシー
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