ニュースリリース

ブリヂストン 国連交通安全基金への支援を通じて、グローバルでの交通安全活動に貢献

商品、サービス、タイヤ安全点検などの安全啓発活動を通じてより安心で心地よいモビリティライフを支える

2022年07月13日

 株式会社ブリヂストンは、グローバルでの交通安全活動に貢献するため、国連交通安全基金(United Nations Road Safety Fund※1、以下UNRSF)へ2022年から2025年の4年間で総額100万米ドル(約1億3千万円)※2の寄付を行うことを決定しました。ブリヂストングループは、タイヤメーカーとして安心・安全な移動やレジリアント※3な社会基盤を支えていくために交通安全が重要な課題と捉えており、UNRSFとのパートナーシップを通じてグローバルで交通安全を推進し、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※4で掲げる「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」、「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていきます。

右から、国連事務総長ロードセーフティ特使 ジャン・トッド氏、
当社常務執行役員 BSEMIA管掌 BSEMIA Management Board Chair 兼 CEO 兼 プレジデント ローラン・ダルトー

 世界では道路交通事故により毎年135万人の命が失われており、若年層の主要な死亡原因となっています。また、この90%以上が低・中所得国で起こっています。当社グループは、世界150以上の国と地域で事業を展開しており、各地域で安心・安全な商品やサービスを提供するだけでなく、タイヤの安全点検などを通じて、交通安全に貢献しています。また、地域社会において、次世代を担う子供たちに向けて、交通安全の重要性を伝える啓発活動を推進するとともに、従業員向けにも交通安全への意識を高める教育を実施しています。当社グループの具体的な活動については、「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告 2022)」※5をご参照下さい。

 同時に、2020年には国連総会にて、2030年までに道路交通事故による死傷者を少なくとも50%削減することを目指した「第2期道路交通安全のための行動の10年 2021-2030」(Decade of Action for Road Safety)※6が発表され、加盟国に対して継続的な取り組みを求めるなど、国際社会での交通安全の重要性は、益々高まっています。また、世界のタイヤメーカー大手10社によって組織されるTIP(Tire Industry Project/タイヤ産業プロジェクト)は、2021年にタイヤ産業として国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献していくためのSDGロードマップ※7を発表しました。業界として、重点的に取り組むSDGs目標の一つである「ターゲット3.6 世界の道路交通事故による死傷者を半減させる」に向けた具体的な活動の枠組みを示しています。

 当社グループは、今回の寄付を通じたUNRSFとのパートナーシップにより、タイヤ・ゴム業界のグローバルリーディングカンパニーとして、各拠点における交通安全活動をさらに強化するとともに、低・中所得国を中心として、道路インフラの整備、複数の交通機関の連携強化や土地利用の推進など、世界中で交通安全を実現していくことにも、引き続き注力していきます。今後も、グローバル企業としての強みを活かし、事業を展開するそれぞれの地域社会からの信頼を獲得すると共に、国際社会の要請に応えるため、様々なパートナーシップを通じてグローバルで連携した活動も推進していきます。

株式会社ブリヂストン 代表執行役 Global CEO 石橋秀一のコメント

ブリヂストンは、ヒト・モノの安心・安全な移動や暮らしを足元から支え続け、持続可能な社会の実現に貢献することが、当社グループの果たすべき役割・責任だと考えています。その想いを、「Bridgestone E8 Commitment」において、「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えることにコミットする」として掲げました。これは、「全ての人々、全ての場所において道路が安全である世界を作る」というUNRSFのビジョンとも密接に結びついており、その実現に向けたグローバル規模の取り組みに参画できることを、大変誇りに思います。当社グループは、このパートナーシップを通じて、グローバルでの交通安全をこれまで以上に推進し、未来への責任を果たしていきます。

国連事務総長ロードセーフティ特使 ジャン・トッド氏のコメント

世界中のあらゆる地域で課題と認識されている道路交通事故による死傷者を少なくとも 50%削減するという目標に向けて、ブリヂストンのような革新的な企業に支援頂けることを喜ばしく思います。この危機的ともいえる状況を解決するためにはグローバルで一致団結したアクションが必要であり、官民双方における国連交通安全基金とのパートナーシップを継続的に拡大できていることを誇らしく思います。

  1. ※1 国連交通安全基金 - United Nations Road Safety Fund (UNRSF)について:
    国際連合欧州経済委員会(The United Nations Economic Commission for Europe、UNECE)傘下の交通安全活動を推進する団体。国連マルチパートナー信託基金として2018年に設立、本社機能はスイス・ジュネーブ。低・中所得国を中心に財政支援プロジェクトの対象地域とし、交通インフラや交通ルール策定などの活動を主に実施。
    https://unece.org/about-un-road-safety-fund(英語のみ)
  2. ※2 1ドル=129.21円にて算定
  3. ※3 レジリアントな:「環境変化や困難に対して安全かつ、しなやかに適応することができる」という意味で使用
  4. ※4 ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2022030101.html
  5. ※5 Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告_2022)
    https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/integrated_report/index.html
  6. ※6 「第2期道路交通安全のための行動の10年 2021-2030」(Decade of Action for Road Safety)
    https://japan-who.or.jp/news-releases/2111-4/
  7. ※7 SDGタイヤセクターロードマップ
    https://www.jatma.or.jp/sdgs/roadmap.html

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> パブリックリレーション部門 G-パブリックリレーション部 TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上