ニュースリリース

2022年ブリヂストンモータースポーツ活動計画

心動かすモビリティ体験を支え、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供しつづけるために

2022年03月04日

 株式会社ブリヂストンは、2022年のモータースポーツ活動計画を決定しました。本年も、4輪レースでは主に「POTENZA」ブランド、2輪レースでは主に「BATTLAX」ブランドのタイヤで、トップカテゴリーレースからアマチュアドライバーによる参加型レースまで、国内外の様々なモータースポーツをサポートします。心動かすモビリティ体験を支え、10年後、20年後にも「走るわくわく」を提供しつづけるために、ブリヂストンは、グローバルでのサステナブルなモータースポーツ活動を通じて、モータースポーツ文化の発展に貢献していきます。※1

 国内では4輪レースの「SUPER GT」や2輪の「全日本ロードレース」に、海外では当社グループが「Firestone」ブランドのタイヤをワンメイクで供給する北米の「NTT INDYCAR® SERIES」※2や世界最高峰の2輪耐久レースである「FIM※3世界耐久選手権(EWC)」などにタイヤを供給します。これら国内外のトップカテゴリーレースへのタイヤ供給を通じて、タイヤの限界性能を追求する技術の研鑽につとめています。

 また、「全日本ジムカーナ選手権」や「マツダグラスルーツモータースポーツカテゴリー」などのアマチュアドライバーも参戦可能な参加型レースへのタイヤ供給を通じて、多くの方に「走るわくわく」を提供していきます。さらには、オーストラリアで開催される世界有数のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」※4のサポートを通じて、将来を担うエンジニアの挑戦とモビリティ技術の進化を支援しています。

 ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※5を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値(Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、Empowerment)を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支えることにコミットしていきます。当社グループは、グローバルでの幅広いサステナブルなモータースポーツ活動を通じて、「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする」ことで、安心・安全で楽しいクルマ・バイク文化、モータースポーツ文化の発展に貢献していきます。

  1. ※1 ブリヂストンモータースポーツウェブサイト
    https://ms.bridgestone.co.jp/
  2. ※2 ブリヂストンは、2025年まで「NTT INDYCAR® SERIES」のオフィシャルタイヤサプライヤーとしてワンメイクでタイヤを供給します。
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2019020801.html
  3. ※3 FIM 国際モーターサイクリズム連盟(Fédération Internationale de Motocyclisme)の略称。
  4. ※4 ブリヂストンは、2030年まで「Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」のタイトルスポンサーとして大会をサポートします。次大会は2023年に開催予定です。
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2019102102.html
    Bridgestone World Solar Challenge オフィシャルサイト(英語)
    https://www.worldsolarchallenge.org/
  5. ※5 2022年3月1日 2030年を見据えた企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を発表
    https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/pdf/2022030101.pdf

【4輪レース】

1. SUPER GT

  1. 国内で随一の人気を誇るトップカテゴリーレースで、国内外のタイヤメーカーがタイヤを供給しており、当社もタイヤの限界性能を追求する技術の研鑽の場として注力しています。
  2. 2021年は、GT500クラスでブリヂストンタイヤ装着チームが6年連続でシリーズチャンピオンを獲得しました。
  3. 2022年も、GT500クラスは9チーム、GT300クラスでは5チームにタイヤを供給します。

SUPER GT GT500クラス
タイヤ: POTENZA RACING TIRE

チーム ドライバー マシン
TGR TEAM ENEOS ROOKIE 大嶋 和也 ENEOS X PRIME GR Supra
山下 健太
TGR TEAM au TOM'S 坪井 翔 au TOM'S GR Supra
Giuliano Alesi
TGR TEAM KeePer TOM'S Sacha Fenestraz KeePer TOM'S GR Supra
宮田 莉朋
TGR TEAM ZENT CERUMO 立川 祐路 ZENT CERUMO GR Supra
石浦 宏明
TGR TEAM SARD 関口 雄飛 DENSO KOBELCO
SARD GR Supra
中山 雄一
TEAM IMPUL 平峰 一貴 カルソニック IMPUL Z
Bertrand Baguette
ARTA 野尻 智紀 ARTA NSX-GT
福住 仁嶺
Astemo REAL RACING 塚越 広大 Astemo NSX-GT
松下 信治
TEAM KUNIMITSU 山本 尚貴 STANLEY NSX-GT
牧野 任祐

SUPER GT GT300クラス
タイヤ: POTENZA RACING TIRE

チーム ドライバー マシン
muta Racing INGING 加藤 寛規 muta Racing GR86 GT
堤 優威
apr 嵯峨 宏紀 apr GR SPORT PRIUS GT
中山 友貴
埼玉トヨペットGreen Brave 吉田 広樹 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
川合 孝汰
ARTA 武藤 英紀 ARTA NSX GT3
木村 偉織
K2 R&D LEON RACING 蒲生 尚弥 LEON PYRAMID AMG
篠原 拓朗

2. NTT INDYCAR® SERIES

  1. 北米最高峰のフォーミュラカーレースです。
  2. 当社グループは、2025年まで当レースのオフィシャルタイヤサプライヤーとなることを発表しています。2000年から始まった「Firestone」ブランドタイヤの独占供給が今年で23年目を迎えます。
  3. 2022年も、引き続きDALE COYNE RACING with RWRでシリーズチャンピオンに挑む佐藤琢磨選手をはじめ、多くの選手をサポートします。

タイヤ: FIRESTONE FIREHAWK RACE TIRE

チーム エンジン ドライバー
A.J. FOYT ENTERPRISES Chevrolet Dalton KELLETT
Tatiana CALDERON
Kyle KIRKWOOD
ANDRETTI AUTOSPORT Honda Colton HERTA
Alexander ROSSI
Romain GROSJEAN
ANDRETTI STEINBRENNER AUTOSPORT Honda Devlin DEFRANCESCO
ANDRETTI HERTA WITH MARCO & CURB-AGAJANIAN Honda Marco ANDRETTI
ARROW MCLAREN SP Chevrolet Patricio O'WARD
Felix ROSENQVIST
Juan Pablo MONTOYA
CHIP GANASSI RACING Honda Marcus ERICSSON
Scott DIXON
Alex PALOU
Jimmie JOHNSON
Tony KANAAN
DALE COYNE RACING with HMD Motorsports Honda David MALUKAS
DALE COYNE RACING with RWR Honda 佐藤 琢磨
DREYER AND REINBOLD Chevrolet Sage KARAM
Santino FERRUCCI
ED CARPENTER RACING Chevrolet Conor DALY
Rinus VEEKAY
Ed CARPENTER
JUNCOS HOLLINGER RACING Chevrolet Callum ILOTT
MEYER SHANK RACING Honda Helio CASTRONEVES
Simon PAGENAUD
RAHAL LETTERMAN LANIGAN RACING Honda Graham RAHAL
Christian LUNDGAARD
Jack HARVEY
TEAM PENSKE Chevrolet Josef NEWGARDEN
Scott MCLAUGHLIN
Will POWER

その他選手

3. TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup

  1. ナンバー付きのレース参戦車両「TOYOTA GR86」と「SUBARU BRZ」で行われる一般社団法人日本自動車連盟(JAF)公認ワンメイクレースで、国内外のタイヤメーカーがタイヤを供給します。
  2. プロドライバーも参戦するプロフェッショナルシリーズには本レースで使用可能な「POTENZA」のタイヤを供給します。

タイヤ: POTENZA

クラス チーム ドライバー
プロフェッショナルシリーズ 小倉クラッチwithレボリューション 佐々木 雅弘
RECARO GR86/BRZ RACING TEAM 井口 卓人
久保 凜太郎
T by Two CABANA Racing 堤 優威
埼玉トヨペットGreen Brave 吉田 広樹
ASSO MOTOR SPORTS 脇阪 寿一
ネッツトヨタ兵庫レーシングチーム 蒲生 尚弥
ARTA with G-7AUTOSERVICE 大西 隆生
まんさく自動車 井上 尚志

その他選手

4. マツダグラスルーツモータースポーツカテゴリー

  1. 多くのマツダ車ファンにモータースポーツの楽しさを体感していただく場として、2022年も当社の「POTENZA Adrenalin RE004」のタイヤをワンメイクで供給します。
  2. また、伝統ある「メディア対抗ロード―スター4時間耐久レース」へも引き続き「POTENZA Adrenalin RE004」を提供します。

タイヤ: POTENZA Adrenalin RE004

レース名 クラス
ROADSTER Party RaceⅢ NCシリーズ、NDシリーズ、NDクラブマン ジャパンツアーシリーズ
MAZDA Fan CIRCUIT TRIAL NORMALクラス
MAZDA Fan ENDURANCE NORMALクラス

5. 全日本ジムカーナ選手権

  1. ターンやスラロームを含む舗装路面に設定されたコースを走行しベストタイムを競うモータースポーツで、国内複数のタイヤメーカーがタイヤを供給します。
  2. 同選手権では、「POTENZA RE-12D TYPE A」及び「POTENZA RE-11S」のタイヤを供給します。
  3. 2021年は2クラスでブリヂストンタイヤ装着ドライバーがシリーズチャンピオンを獲得しました。

タイヤ: POTENZA RE-12D TYPE A、POTENZA RE-11S

クラス ドライバー マシン
JG1 西原 正樹 トヨタ GRヤリス
JG1 菱井 将文 ミツビシ ランサーエボリューション
JG6 ユウ マツダ ロードスターRF
JG10 山野 哲也 アルピーヌ A110S

その他選手

6. カートレース

  1. 将来有望な若手レーサーを育成するカテゴリーです。国内外でタイヤを供給します。
  2. 2021年はブリヂストンのサポート選手が全日本カート選手権OKクラスシリーズチャンピオンを獲得しました。2022年もシリーズ連覇を目指し、多くのチーム・ドライバーをサポートします。

タイヤ: BRIDGESTONE RACING KART TIRE

クラス チーム ドライバー
全日本
カート選手権
OKクラス
TONYKART RACING TEAM JAPAN 佐々木 大樹
金子 修
安藤 哉翔
DSM 佐藤 凌音
BirelART Access Racing 高橋 悠之
佐野 雄城
TEAM KOSMIC KARTING 渡部 樹

その他選手

【2輪レース】

1. FIM 世界耐久選手権(EWC)

  1. 2輪のロードレースの世界選手権で唯一、複数のタイヤメーカーがタイヤを供給するレースです。
  2. 2021年は、ブリヂストンタイヤ装着チームが2018年以来2度目のシリーズチャンピオンを獲得しました。
  3. 2022年も引き続き、3チームにタイヤを供給します。

タイヤ: RACING BATTLAX TIRE

クラス チーム ライダー マシン
EWC F.C.C. TSR Honda France Josh HOOK HONDA
Mike DI MEGLIO
Gino REA
YART Yamaha Official EWC Team Niccolo CANEPA YAMAHA
Karel HANIKA
Marvin FRITZ
YOSHIMURA SERT MOTUL Sylvain GUINTOLI SUZUKI
Gregg BLACK
Xavier SIMEON

2. FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース

  1. 2019年までブリヂストンタイヤ装着チームが14年連続優勝を達成しています。
  2. 2020、2021年は大会が中止。2022年も多くのチームにタイヤを供給し、共に勝利を目指します。 なお、2022年のサポートチームについては、別途発表を予定しています。

3. MFJ全日本ロードレース選手権

  1. 2021年は、JSB1000とST600の2クラスで、ブリヂストンタイヤ装着ライダーがシリーズチャンピオンを獲得しました。2022年もJSB1000の13チーム、J-GP3クラスも含め多くのライダーにタイヤを供給します。
  2. ST600クラスには、「BATTLAX RACING R11 (NHS)」のタイヤを供給し、2022年も当社がワンメイクでレースを支えます。

タイヤ: RACING BATTLAX TIRE

クラス チーム ライダー マシン
JSB1000 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀 克行 YAMAHA
岡本 裕生
Honda Dream RT 桜井ホンダ 濱原 颯道 HONDA
TOHO Racing 清成 龍一
SDG Honda Racing 名越 哲平
Honda Suzuka Racing Team 亀井 雄大
Murayama. Honda Dream. RT 秋吉 耕佑
Team ATJ 岩田 悟
Astemo Honda Dream SI Racing 作本 輝介
SDG Motor Sport RT HARC-PRO. 榎戸 育寛
ヨシムラ スズキ ライドウィン 渡辺 一樹 SUZUKI
Baby Face Powered by YOSHIMURA 津田 一磨
KRP三陽工業&RS-ITOH with VISSEL KOBE 柳川 明 KAWASAKI
SANMEI Team TARO PLUS ONE 関口 太郎 BMW
J-GP3 マルマエMTR 徳留 真紀 HONDA
TEAM PLUS ONE 森 俊也
木内 尚汰
SDG Motor Sport Jr. Team 小合 真士
ST600 ブリヂストンワンメイク

その他選手

4. MFJ全日本モトクロス選手権

  1. 2021年は、全クラスでブリヂストンタイヤ装着ライダーがシリーズチャンピオンを獲得しました。
  2. 2022年シーズンもIA1とIA2クラス、レディースクラスの各クラスでタイヤを供給します。

タイヤ: BATTLECROSS X10/X20/X31/X40、その他モトクロスレース用タイヤ

クラス チーム ライダー マシン
IA1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 富田 俊樹 YAMAHA
渡辺 祐介
bLU cRUレーシングチーム鷹 星野 優位
Bells Racing 小島 庸平 HONDA
T.E.SPORT with GOSHI 大塚 豪太
T.E.SPORT 小野 千成
TEAM KOHSAKA with CARVEK 道脇 右京
Honda Dream Racing Bells 大城 魁之輔
大倉 由揮
Team SBE 星野 裕 SUZUKI
オートスポーツ清水 西 元気
マウンテンライダーズ 内田 篤基 KAWASAKI
IA2 bLU cRU エムFACTORY 鳥谷部 晃太 YAMAHA
Y's Racing 佐々木 麗
Bells Racing 柳瀬 大河 HONDA
TKM motor sports いわて 横澤 拓夢
T.E.SPORT 根岸 瑞生
大塚 貴斗
オートスポーツ清水 真野 凌輔 SUZUKI
町田 勘太
Team SBE 近藤 雄紀
福村 鎌
マウンテンライダーズ 池田 凌 KAWASAKI
阿久根 芳仁
ジュニアライダース 村野 晟弥
LMX T.E.SPORT 川井 麻央 HONDA
小野 彩葉
濱村 いぶき
山崎 琴乃
Team SBE 瀬尾 柚姫 SUZUKI

その他選手

【その他レース】
1. Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)

  1. オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3,000 kmを走破する、世界有数のソーラーカーレースです。世界中から大学生を中心とするチームが参戦するこのイベントを、ブリヂストンは2030年までタイトルスポンサーとして支えています。
  2. 2019年の前回大会では、目的地に到達する早さを競うチャレンジャークラスと、ソーラーカーのエネルギー効率や実用性を競うクルーザークラスの両クラスで、ブリヂストンのソーラーカー用タイヤを装着したチームが優勝しました。
  3. 2023年に開催予定の次大会でも、革新的なタイヤ技術「ENLITEN」を搭載したソーラーカー用タイヤを供給するとともに、BWSCを通じて、将来を担うエンジニアの挑戦とモビリティ技術の進化を支援します。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> パブリックリレーション部門 商品・技術広報課 TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上