2輪車用スポーツラジアルタイヤのフラッグシップモデル「BATTLAX RACING STREET RS11」を発売
2019年11月27日
株式会社ブリヂストンは、一般公道走行用のスポーツラジアルタイヤとして「BATTLAX RACING STREET RS11(バトラックス レーシング ストリート アールエスイレブン)」(以下、RS11)を2020年3月16日より発売します。発売サイズはフロント1サイズ、リア2サイズです。
「RS11」は、公道走行用スポーツタイヤのフラッグシップモデルとして、数多くのスーパースポーツバイクに新車装着され、市販用タイヤとしても多くのライダーの皆様に支持されてきた「BATTLAX RACING STREET RS10」(以下、RS10)の後継商品です。「RS11」は、公道でのスポーツ走行性能を追求したタイヤで、当社が長年の2輪レース用タイヤ開発で培った技術を活用し、パタンデザインやタイヤ剛性の最適化、新コンパウンドの採用により、グリップ性能やハンドリング性能、操縦安定性を高次元でバランスさせています。
当社は、「BATTLAX」ブランドを始めとする幅広い商品ラインアップで、ライダーの皆様の様々なバイクライフをサポートしていきます。
用途 | タイヤサイズ |
---|---|
フロント | 120/70ZR17M/C(58W) |
リア | 190/55ZR17M/C(75W) |
リア | 200/55ZR17M/C(78W) |
<主な技術ポイント>
1. パタンデザイン
「BATTLAX RACING R11」をベースにしたパタンデザインを採用し、ドライグリップ性能の向上を追求しています。
2. コンパウンド
リアタイヤのショルダー部に微粒径カーボンを使用した新開発のコンパウンドを採用しています。コーナリング時にタイヤと路面の接地面積が増加し、グリップ性能の向上に貢献しています。
3. 革新ベルト構造「V-MS・BELT」(Variable pitch-Mono Spiral Belt)
周方向に巻いているスチールコードを、トレッド位置によって異なる配置にした革新ベルト構造「V-MS・BELT」を採用することで、接地特性が大幅に改善し、より均一な接地圧分布を実現します。これにより、ショルダー部の接地長が増加し、キャンバー時のグリップ力向上に貢献します。なお、「V-MS・BELT」の最適化には「ULTIMAT EYE」※1が活用されています。
- ※1 「ULTIMAT EYE」は、タイヤの接地面挙動を計測・可視化する当社独自のタイヤ開発技術です。当社の従来のタイヤ開発は、シミュレーションを行い、試作品を作り、室内計測と実車テストを通じて性能確認を行うという流れで行われてきました。「ULTIMAT EYE」は、実車と同等の高速走行状態を室内で再現し、タイヤ接地面における挙動を可視化することができます。これによって、従来の実車テストに加えて、科学的な根拠に基づく精度の高い解析や性能確認を行うことができ、タイヤの更なる性能の向上を図ることができます。
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