ニュースリリース

倉敷市消防局に寄贈された消防用の水陸両用バギーにブリヂストンのパンク対策用ウレタンフォームが採用

2019年05月14日

 株式会社ブリヂストンのウレタンフォームが、旭テクノプラント株式会社(岡山県倉敷市)が災害復興支援の一環として5月13日に倉敷市消防局へ寄贈した風水害発生時の救助活動に使用される水陸両用バギーのタイヤにパンク対策用として採用されました。

水陸両用バギー
ウレタンフォームと充填イメージ※1

 地震や豪雨などの災害でがれきが散乱した現場や広範囲に浸水が続く現場では、タイヤのパンクで車両が走行不能となり救助活動に支障をきたすリスクが高まります。タイヤの空気が充填される空間にウレタンフォームを埋め込むことで、パンクによってタイヤの内圧がゼロになっても走行が可能となり、悪路でのパンクによる走行不能リスクを軽減します。採用されたウレタンフォームには、当社の基盤技術である材料の配合技術やセルコントロール技術※2等を活用することで、人命救助において重要な災害発生後72時間※3の走行を継続して支えられる耐久性の確保を追求しています。

 当社グループは、グローバルCSR体系「Our Way to Serve」の重点領域の一つとして、一人ひとりの生活と地域社会を支えることを掲げています。今後も当社グループの技術・商品・サービスの提供や、防災インフラの地域への共有を通じて、地域の安心・安全や防災・減災への対応力の向上に貢献していきます。

【内圧ゼロ時のタイヤ形状】

ウレタンフォーム無し

車体を支えられず走行不可になります。

ウレタンフォーム充填

パンクした状態でも内部のウレタンフォームがタイヤの基本性能を維持し、車体を支え災害時の荒れた路面でも救助現場まで移動できます。
  1. ※1タイヤへのウレタンフォーム充填及び車両へのタイヤ装着には有限会社サポートマーケティングサービスのご協力を頂いています。
  2. ※2ウレタンフォームは、プラスチックの一種であるウレタン樹脂を膨らませた発泡体のことで、その泡(セル)の大きさをコントロールする技術です。泡(セル)の大きさをコントロールすることでウレタンフォームの硬さや反発性の調整が可能です。
  3. ※3人命救助において、災害発生から72時間が生存率を分ける境目と言われています。

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本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第2課   TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

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