ニュースリリース

経営革新や競争力強化のためのIT活用に積極的な企業として「攻めのIT経営銘柄」に5年連続で選定

2019年04月24日

 株式会社ブリヂストンは、経済産業省と東京証券取引所が共同で紹介する「攻めのIT経営銘柄」に5年連続で選定されました。

 当社は、ビックデータ分析を活用したより良い製品の開発や、製品とメンテナンスなどのサービス、センサーやソフトウェアなどのITツールを組み合わせ、お客様の課題解決に貢献するソリューションビジネスを推進しています。これらのITを戦略的に活用する取り組みが評価され 、5年連続で「攻めのIT経営銘柄」に選定されました。

 当社のITを活用した具体的な取り組みは下記の通りです。

1.ビッグデータ分析による航空機用タイヤの耐久性向上
 航空機用タイヤは、タイヤの表面(トレッド)が摩耗すると、トレッド部分を貼り直してリトレッドタイヤとして再利用します。タイヤの個体差により再利用可能回数にバラつきが生じる課題を解決するため、タイヤの原材料や製造プロセスにおける温度・湿度、稼働時間などのビッグデータを分析し、バラつきの要因を特定することで、より耐久性に優れた製品の開発につなげています。

2.運送ソリューションビジネスのためのデジタルプラットフォーム構築
 運送ソリューションとは、新品タイヤの管理から使用時のタイヤメンテナンス、リトレッドタイヤの提供など、高品質な製品とサービスの提供を通じて、お客様(運送事業者様)の安全運行やコストの削減、環境負荷の低減に貢献しています。この運送ソリューションの質を更に高めるために、以下のデジタルツールを活用して、お客様のタイヤライフサイクルにおける情報の管理・分析を行っています。

「Toolbox」お客様の車両やタイヤの基本情報、タイヤ点検結果などの情報を管理するためのデジタルプラットフォーム
「Tirematics」センサーを用いてトラック・バス用タイヤの空気圧や温度を計測し、車両位置情報とともにリアルタイムで遠隔モニタリングするシステム
「BASys」リトレッドタイヤの製造、品質、在庫などに関する情報をリアルタイムに把握・分析するツール

 当社は今後もITの積極的な活用を通じ、お客様に新たな付加価値を提供する技術・ビジネスモデルのイノベーションを推進し、企業価値の向上を目指していきます。

  1. ※リトレッドタイヤとは、使用済みタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤです。

攻めのIT経営銘柄について
「攻めのIT経営銘柄」は、東京証券取引所の上場会社の中から、新たな価値の創造や経営革新、収益水準・生産性の向上をもたらす積極的なITの活用に取り組んでいる企業が選定されます。経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業としてこれらの企業を紹介し、「攻めのIT経営」を促進します。

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第1課   TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上