ニュースリリース

2018年04月02日

　学校法人早稲田大学（以下、早稲田大学）と株式会社ブリヂストン（以下、ブリヂストン）が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」（Waseda-Bridgestone Initiative for Development of Global Environment）は、2018年度（11期）の研究委託先の募集を開始しました。

　当プロジェクトの第11期では、ブリヂストンが指定する4つの重点テーマについて、大学と一般の方々が連携して取り組む環境研究課題を募集します。重点テーマについては、ブリヂストングループが掲げる「環境長期目標」の達成に資することを期待して設定されています。応募いただいた案件の中からW-BRIDGEの運営組織が優れた研究・活動を選考し、これに対して支援を行います。なお、現在は2017年度の委託研究を進めており、活動終了後には報告会を実施する予定です。

　早稲田大学とブリヂストンは、地球環境問題の解決に向けた大学および企業の社会的使命を果たしていくために、従来の産学連携の枠を超え、人々の生活により近づいた取り組みが必要だと考え、2008年に当プロジェクトを開始し、今年で11年目を迎えます。持続可能な社会の実現に向け、地域で実生活に根ざした活動をされているNPOやNGO、そして一般の方々にも産学の連携に加わっていただき、一緒に課題解決に取り組んでいくという三者連携の新しい枠組みで、地球規模の問題解決に貢献していきたいと考えています。

　早稲田大学とブリヂストンは、当プロジェクトで得られた成果の内容を吟味し、多くの方々に活用していただけるように情報を公開していく予定です。

【2018年度（第11期）研究委託先　募集概要】

＜募集の種別と対象となる研究・活動＞

「4つの重点テーマ」に関する研究・活動の募集について（重点研究活動委託）
ブリヂストンが指定した下記4つの重点テーマのいずれかを研究課題に設定し、その課題を解決するための研究・活動計画を提出していただきます。

(1) 森林環境分野

• 天然ゴム生産およびゴム農園周辺環境のサステナビリティ
• 森林資源のDeforestation対策

• 持続可能な社会作りを前提とした条件不利地域におけるモビリティのアクセシビリティ

• アジアにおけるSDGsを担う人材育成
• 環境無関心層を取り込み、社会を変える新しい手法

• 水環境・資源保全活動（地下水の保全を含む）
• 地球温暖化緩和策及び適応策（レジリエンスの観点も含む）

＜応募資格＞
上記4つの重点テーマにおける環境問題に取り組まれているグループ及び団体（複数でも可、営利組織は除きます）。但し、早稲田大学または募集要項^※1に記載の対象校に所属する専任の教員／研究員と連名で応募していただくことが必須条件です。なお、応募の際には専任教員／研究員を代表者としてください。

＜委託期間＞
2018年7月1日から2019年6月30日まで

＜委託費用総額＞
1,700万円^※2

＜公募説明会＞
2018年4月11日（水）に募集概要に関する説明会を実施します。 詳細については、W-BRIDGEウェブサイト（http://www.w-bridge.jp/）をご参照ください。

＜応募方法＞
W-BRIDGE事務局宛て（w-bridge@list.waseda.jp）に申請書類をご請求ください。ご請求の際は、請求者の氏名（ふりがな）、所属組織の名称及び住所、連絡先（電話番号、Eメールアドレス）をご記入の上、メールの件名に「W-BRIDGE申請書類請求」と記してメールをお送りください。

＜応募締切＞
2018年5月18日（金）午後6時必着^※3

＜選考＞
W-BRIDGEに設置された審査委員会の審査結果に基づき、W-BRIDGE運営委員会の総合的な判断により決定いたします。選考結果は2018年6月下旬までに各応募者に文書にてご連絡し、7月上旬にW-BRIDGEのウェブサイトに掲載する予定です。

1. ※1募集要項はW-BRIDGEウェブサイト（http://www.w-bridge.jp/）からダウンロードできます。
2. ※2全採択案件の総額です。個々の案件に対する委託額は個別に決定します。
3. ※3前期からの継続案件については締切の前に報告書の審査があります（募集要項参照）。

以上