FIM世界耐久選手権シリーズにタイヤサプライヤーとして参戦
‐ 2チームにタイヤを供給 ‐
2017年02月08日
株式会社ブリヂストンは、2輪レースのFIM※1世界耐久選手権シリーズ(以下、EWC)に参戦する2チームに対して、タイヤを供給します。供給するチームは、F.C.C. TSR HondaとYART Yamaha Official EWC Teamです※2。耐久レースではライダーやスタッフ、マシンなどだけでなく、タイヤの性能も勝敗を決める重要な要素となっており、当社は全日本ロードレース選手権JSB1000や鈴鹿8時間耐久レースなどで培った技術を活かして開発したRACING BATTLAXを供給することで、両チームを足元から支えていきます。
2016/2017年度EWCは、フランスで2レースと、ドイツ、スロバキア、日本で各1レース、年間全5レースで競われます。レースは8時間から24時間の耐久レースで、ライダーは最大3人で交代しながら最も長い距離を走ったチームが優勝となり、各レースでポイントが付与され、全5レースでの総合ポイントによってシリーズ優勝が決定します。また、今年度からはシリーズが2016年9月開幕となり、2017年7月に日本の鈴鹿サーキットで行われる鈴鹿8時間耐久レースが最終戦になります。
※1 FIM : 国際モーターサイクリズム連盟(Federation Internationale de Motocyclisme)の略称
※2 F.C.C. TSR Hondaには第1戦よりタイヤを供給しており、YART Yamaha Official EWC Teamには第2戦よりタイヤを供給します。
1. 大会正式名称 | FIM世界耐久選手権シリーズ 略称EWC(Endurance World Championship) (ホームページ : https://www.fimewc.com/ |
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2. レース日程
日程 | 開催地 | レース時間 | |
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第1戦※ | 2016年9月 16-18日 | フランス、ポールリカール | 24時間 |
第2戦 | 2017年4月 15-16日 | フランス、ルマン | 24時間 |
第3戦 | 2017年5月 19-20日 | ドイツ、オシャスレーベン | 8時間 |
第4戦 | 2017年6月 23-24日 | スロバキア、スロバキアリンク | 8時間 |
第5戦 | 2017年7月 28-30日 | 日本、鈴鹿 | 8時間 |
※すでにレースは終了しています。
3. タイヤ供給チーム
チーム | 国 | マシン | ライダー |
F.C.C. TSR Honda | 日本 | ホンダ | Damian Cudlin Alan Techer Gregg Black |
YART Yamaha Official EWC Team | オーストリア | ヤマハ | Max Neukirchner Broc Parkes 野左根 航汰 Marvin Fritz |
注:鈴鹿8時間耐久に参戦するライダーに関しては、両チーム共に現在未定です。
4.チーム代表のコメント
(1)F.C.C. TSR Honda 藤井総監督
EWC、それは人生と言うマラソンレースである。
昼夜問わず極寒、猛暑の中を24時間、300km/hのスピードで走り続ける戦いです。
その足元を支えているタイヤが最も大切な事は言うまでありません。
この厳しい条件下でTSRはブリヂストンと共に世界一を目指します!
どんな事が有っても絶対にあきらめない!
最後まで走りぬく、不屈の闘志を持って挑戦してきます!
(2)YART Yamaha Official EWC Team Mr.Mandy Kainz (代表)
私たちは世界一のタイヤメーカーであるブリヂストンのサポートチームの一員となることを大変嬉しく思います。私たちは2014年に鈴鹿8耐でブリヂストンタイヤを装着してレースを共に戦い、その時からチーム、スタッフ、ライダー、特にBroc ParkesはMotoGPでブリヂストンと共にレースを戦っていたこともあり、皆がブリヂストンとパートナーになり、MotoGPテクノロジーやこれまで培ってきた技術力を味方につけたいと望んできました。この度、ヤマハの協力をもらいながら、その夢を実現できました。ヤマハのファクトリーライダーで若く才能のある野左根 航汰、ドイツ選手権SBチャンピオンのMarvin Fritz、GPライダーとしても経験豊富なBroc Parkesというメンバーで、トップを狙って行きます。ブリヂストンとの素晴らしい関係が長く続き、成功する事を楽しみにしています。
5.当社担当役員のコメント
鈴木通弘 (執行役員 ブランド戦略担当)
EWCは現在、2輪ロードレースの世界選手権の中で、複数のメーカーがタイヤを供給する唯一のレースです。そのような競争の激しいレースの中、F.C.C. TSR Honda と YART Yamaha Official EWC Teamがブリヂストンタイヤを選んでくれたことに感謝の意を表するとともに、素晴らしい2チームの走りに貢献すべく、努力していく所存です。この優秀な2チームがシリーズランキングで上位の成績を収めてくれることを期待しています。また、当社としても力をいれている鈴鹿8時間耐久レースが、今年度はFIM世界耐久選手権シリーズの最終戦となり、同時に40周年という大事な節目のレースになることもあり、鈴鹿8時間耐久レースにおける当社サポートチームの12連覇を達成するためにも、全力でサポートして参ります。
当社は、国内外のレースを足元から支え、幅広いモータースポーツ活動を通じて、自動車産業及びモータースポーツ文化のさらなる発展に貢献してまいります。
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