ニュースリリース

タイに航空機用タイヤソリューション拠点を新設

2016年12月22日

 株式会社ブリヂストンは、航空機用タイヤソリューションの海外拠点として、新品タイヤとリトレッドタイヤ※1の新工場をタイに建設することを決定しました。投資額は総計約150億円で、両工場ともに2019年12月に生産を開始する予定です。

 当拠点は、CO2削減などに配慮した工場設計を行い、新品タイヤとリトレッドタイヤを組み合わせた当社グループの航空機用タイヤソリューションシステムを支えるビジネス拠点として設立します。「持続可能な社会の実現※2」に向けて、ビジネスモデルイノベーションによる事業と環境の両立を目指します。

航空機用ラジアルタイヤ

 当社グループは約半世紀にわたりタイでの事業展開を進めておりますが、当拠点の設立により同国の経済および産業面における発展にさらなる貢献ができると考えています。

 当社グループの航空機用タイヤソリューション事業は、新品タイヤ・リトレッドタイヤといった商品やサービスを組み合わせることにより、お客様の困りごとの解決や目標達成に貢献することを目指しています。今後も、当社の強みを生かし、航空機メーカーや航空会社と共に、「安全安心な航空運航を支える」新たな価値の創造を目指します。

※1 リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのことです。新品タイヤに比べて、環境保全の面で下記の優位性があります。
1. 天然ゴムなど原材料の使用量が減少し、省資源となる
2. タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる
3. タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する

※2 2011年5月にリファインした「環境宣言」では、「未来のすべての子どもたちが『安心』して暮らしていくために・・・」という変わらない思いのもと、持続可能な社会の実現を目指すこと、及びステークホルダーと連携して誠実に取り組むこと、を宣言しています。

【航空機用タイヤソリューション ビジネス拠点概略】(2016年11月末時点)

久留米工場
(福岡県 久留米市)
:航空機用新品ラジアル、バイアスタイヤの生産(その他 乗用車用、小型トラック用、レーシング用、農業機械用、産業車両用タイヤの生産)
東京AP製造所
(東京都 小平市)
:航空機用新品ラジアルタイヤ、航空機用リトレッドタイヤの生産
BRIDGESTONE Aircraft Tire (USA), Inc.
(米国 ノースカロライナ州)
:航空機用新品タイヤの輸入販売、及び航空機用リトレッドタイヤの生産・販売
BRIDGESTONE Aircraft Tire (EUROPE), S.A.
(ベルギー)
:航空機用新品タイヤの輸入販売、及び航空機用リトレッドタイヤの生産・販売
BRIDGESTONE Aircraft Tire Company (ASIA), LTD.
(香港)
:航空機用新品タイヤの輸入販売、及び航空機用リトレッドタイヤの生産・販売
BRIDGESTONE Aircraft Tire Company (CHINA), LTD.
(中国 青島市)
:航空機用新品タイヤの輸入販売、及び航空機用リトレッドタイヤの生産・販売

本件に関するお問い合わせ先

<報道関係> 広報第1課  TEL:03-6836-3333
<お客様>  お客様相談室 TEL:0120-39-2936

以上