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ニュースリリース

タイのリトレッド部材工場 開所式

2010年10月28日
No.157
 株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)の子会社であるブリヂストン バンダグ マニュファクチャリング タイランド(社長 小林正夫、以下「BBMT」)は、タイのチョンブリ県に建設していたリトレッドタイヤの重要な部材であるプレキュアトレッド(*1)の工場が完成したのに伴い、本日その開所式を行いました。当社グループは、新品タイヤとリトレッドタイヤを組み合わせたソリューションビジネスのグローバル展開を積極的に進めており、当工場はリトレッド事業の成長市場である日本・アジア・中国向けにプレキュアトレッドを供給します。生産能力は2013年末時点で日産30トンとなる予定です。なお、当工場は、2007年に当社グループが米国タイヤリトレッド事業会社であるバンダグ インコーポレーテッドを買収して以降初めて建設されたプレキュアトレッドの工場です。

 開所式には、BOI(タイ投資委員会)のアチャカ長官をはじめ、60名を超える政府や企業の代表者の方などにご出席頂き、当社からは代表取締役社長の荒川詔四、BBMT社長の小林正夫などが出席しました。

 式典冒頭、荒川は、「弊社にとってグローバルにおける重要な拠点であるタイで開所式を行えることを嬉しく思います。関係者の皆様、特に政府関係の皆様には心より御礼申し上げます。」と挨拶致しました。

 ブリヂストングループでは、引き続き市場の動向を的確にとらえ、計画的かつ戦略的な投資を通じて、グローバルでお客様のニーズに迅速に対応できるリトレッド事業体制の整備を進めてまいります。

(*1) リトレッドタイヤとは、使用済みのタイヤのトレッド部分を取り除き、新たなゴムを加硫・圧着して再使用できるようにしたタイヤのことです。「プレキュアトレッド」とは、「あらかじめ加硫してあるトレッド(接地面)ゴム」のことで、リトレッドタイヤの部材に用いられるものです。

なお、リトレッドタイヤは、新品タイヤに比べて、環境保全の面で下記の優位性があります。
(1)天然ゴムなど原材料の使用量が1/3以下となり、省資源となる。
(2)タイヤ生産におけるCO2排出量削減が可能となる。
(3)タイヤの寿命が延びるため、廃タイヤの削減にも寄与する。

<BBMT概要>
1.会社名:ブリヂストン バンダグ マニュファクチャリング タイランド
  (Bridgestone Bandag Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.)
2.代表者名:小林 正夫
3.生産開始:2010年11月
4.所在地:タイ チョンブリ県 アマタナコン工業団地
  (バンコク市の南東約60km)
5.敷地面積:43,600平方メートル
6.生産品目:リトレッド用部材(プレキュアトレッド)
7.生産能力:日産30トン(新ゴム量、2013年下期予定)
8.投資金額:約44億円
9.従業員数:約100名(2010年11月予定)
10.出資比率  :株式会社ブリヂストン 100%

工場外観
工場外観

開所式の様子
開所式の様子


本件に関するお問い合わせ先
<報道関係>広報第1課   TEL:03-3563-6811
<お客様>お客様相談室   TEL:0120-39-2936
以上