株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)は、久留米工場内の第1工場建て替え工事完了に伴い、本日、竣工式を行いました。久留米工場は当社で最も長い歴史を持つマザープラントですが、その中でも最も古い1934年建設の第1工場の建て替え工事を昨年から実施していました。
竣工式には、臼井浩一久留米市副市長をはじめ、地域の代表者の方にご出席頂き、当社からは代表取締役社長の荒川詔四、久留米工場長の峯尾啓司などが出席致しました。
式典冒頭、荒川は、「弊社グループ発祥の地である久留米において、再びこのような工場建屋を本日無事竣工できましたこと、ひとえにお集まりの皆様をはじめとした関係者の方々のお力添えがあってのことと、心より感謝致しております。関係者の皆様には、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。」と挨拶致しました。
久留米工場では、小型トラック用ラジアルタイヤとトラコンパ(乗用車用スペアタイヤ)、航空機用タイヤ、レーシング用タイヤなど、幅広い種類の製品を生産しています。また、タイヤの骨格となるナイロンやポリエステルなどのタイヤコード工場も備えており、西日本の各工場へ供給しています。
なお、建て替えに伴い、環境に配慮した設備も積極的に導入しています。高効率照明、自然採光窓を設置したほか、断熱仕様の工場屋根の採用、ソーラーシステムの導入などにより、省エネルギー・省資源に貢献し、CO
2排出量削減に努めます。
創業者・石橋正二郎は、当工場のある久留米市で生まれ、久留米工場で第1号タイヤを産み出しました。筑後川に沿って建てられた久留米工場は、ブリヂストンの歴史そのものであり、現在でもブリヂストングループを支える生産拠点です。今後も、地域の皆様に愛され、共に発展できる工場を目指します。
久留米工場概要
| 所在地: | 福岡県久留米市京町105 |
生産品目: | 乗用車用、小型トラック用、航空機用、レーシング用等の各種タイヤ |
工場長: | 峯尾 啓司 |
生産開始: | 1931年3月(国内タイヤ工場で最初に操業開始) |
従業員数: | 1305名(2010年6月末現在) |
生産能力: | 月産3,400トン |
竣工式の様子
左から久留米工場長 峯尾啓司、当社取締役専務執行役員 西海和久、当社代表取締役社長 荒川詔四、
臼井浩一久留米市副市長、栗原伸夫久留米市市議会議長、当社執行役員 大田康