株式会社ブリヂストン(社長 荒川詔四)の欧州統括子会社であるブリヂストン ヨーロッパ エヌヴイ/エスエー(BSEU)は、ランフラットタイヤ・UHP(超高性能)タイヤの欧州域内での生産能力を拡大し、タイムリーに商品を供給できる体制を構築するため、ポーランドの乗用車用タイヤ工場(ポズナン工場)の増強を決定しました。総投資額は約1億500万ユーロで、2012年1月からの能力増強を予定しております。生産能力は2014年1月時点で日産約5,600本増加し、日産約29,200本に到達する見込です。
2009年の欧州におけるランフラットタイヤ・UHPタイヤの販売量は、厳しい市場環境の下にもかかわらず2008年対比伸長しており、また中長期的にも堅調な需要の拡大が見込まれます。特にランフラットタイヤについては、乗り心地をノーマルタイヤ(通常タイヤ)と比べても遜色ないレベルまで改善した第3世代ランフラットタイヤの商品開発に成功しており、より積極的な市場への浸透を図って参ります。
当社グループは、常に市場の需要動向に迅速に対応し、より高品質な商品を提供できる生産体制を構築して参ります。
ポズナン工場の概要は次のとおりです。
1.会社名 |
:ブリヂストン ポズナン エスペー ツェットオーオー |
2.設立年月 |
:1998年7月 |
3.所在地 |
:ポーランド共和国 ポズナン市
(ワルシャワの西、約300キロメートル) |
4.敷地面積 |
:約19万m2 |
5.生産品目 |
:乗用車用ラジアルタイヤ |
6.現行生産能力 |
:日産約23,600本 |
7.従業員数 |
:約1,300名(2009年12月末現在) |
8.出資比率 |
:BSEU100% |