自転車競技の仕事体験を通して、
オリンピックをより身近に
東京2020オリンピックで開催される自転車競技は5種目。そのうち3種目の戦いの舞台となるのが静岡県東部エリアです。その玄関口である三島市にクラブハウスを構え、オリンピック出場に向けて万全の体制で日々トレーニングに励んでいるのがTEAM BRIDGESTONE Cycling。今回は、そのクラブハウスに地域の子どもたちを招待してスペシャルイベントを実施しました。
TEAM BRIDGESTONE Cyclingの拠点で、地域の子どもたちを招いたイベントを開催
TEAM BRIDGESTONE Cyclingが、クラブハウスに地域の子どもたちを招いて、オリンピックについて学び、TEAM BRIDGESTONE Cyclingのメンバーの指導のもと、自転車競技の仕事を体験するイベントを開催。子どもたちにとっては遠い存在だったオリンピックや自転車競技が、グッと身近に感じられる貴重な機会となりました。
ノートにメモを取りながら、オリンピックや自転車競技の話に耳を傾ける子どもたち
会場に子どもたちが集まると、まずは机に座って、オリンピックやTEAM BRIDGESTONE Cyclingについてのレクチャーが始まりました。例えば、オリンピックは4年に1回開催される世界最大のスポーツの祭典で、その目的はスポーツを通じた世界平和であること。夏季大会と冬季大会があり、204の国・地域からの選手が参加するといった情報を、子どもたちに問いかけながら紹介していきます。
さらにはTEAM BRIDGESTONE Cyclingが結成されたのは、前回、東京でオリンピックが開催された1964年で、これまでにチームからオリンピック出場選手を8人輩出。日本一に輝いた回数は65回を誇るなど、チームの歴史や伝統を物語るお話も。子どもたちは、それらを真剣な表情で聞きながら、ノートにメモを熱心に書き取っていきます。
座学の最後はチームに関わる仕事を紹介。TEAM BRIDGESTONE Cyclingのアスリートも合流し、選手をはじめ、監督やメカニック、ドクター、マッサージャーの仕事について学んだあとは、レースを走る選手、レースで使う自転車を整備するメカニックの仕事を実際に体験することに。
アスリートを縁の下で支える、メカニックの仕事を体験
メカニック体験では、TEAM BRIDGESTONE Cycling所属選手が実際に乗っている自転車を使い、洗車の仕方を見学したあと、チェーンへの注油に挑戦しました。洗車用の洗剤は、油汚れに強い食器洗い用を使用。子どもから「毎日洗ってるんですか?」という質問が飛び出すと、「少しでも乗ったら必ずその日のうちに洗う」との回答が。そして、洗い終わると、次はチェーンにオイルをさしていきます。チェーンの接続部ごとに1滴ずつオイルを注ぎ入れたら、指の先でなじませていけばOK。細かい作業ですが、子どもたちからは「楽しい!」という声もあがり、充実した体験になったようでした。
競技体験では、オリンピックに出場しているかのような盛り上がりに
そして、自転車選手体験では、シミュレーターを使って、東京2020オリンピック自転車競技ロード(男子)のコースの実写映像を見ながら、自転車競技をバーチャルで体感。勾配や風圧なども再現するリアルな仕様で、子どもたちは、実際に山中湖や明神峠を走っているかのような臨場感を味わうことができました。途中には勾配の厳しいエリアもあり、歯を食いしばってペダルを漕ぐ子どもたちを、「頑張れー!」とみんなで応援し、ゴールしたら割れんばかりの拍手で健闘を称えるなど、その場の一体感は、本物のレースにも負けないほど。自転車選手になったかのような最高の時間を過ごすことができました。
さらにはレース中の選手たちのエネルギーとなるフードやドリンクを試食、試飲。1回のレースで200kmもの距離を走破する選手たちが、レース中に消費するエネルギーは、おにぎり18個半分に相当する約4,000kcal。それだけのエネルギーをより効率よく摂取できるのがエネルギージェルと、水分補給のためのスポーツドリンクです。初めて口にした子どもたちにとっては未知の味だったようで、会場のあちらこちらから驚きの声が上がっていました。
イベントを通して、自転車競技の選手は、周りのサポートがあるからこそ走れることを知った子どもたち。最後はTEAM BRIDGESTONE Cyclingの認定証を授与され、チームの一員として、オリンピックを目指す選手たちを応援する任務を授かりました。
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