E N L I T E N ®EV時代の新たなプレミアムを創造する「ENLITEN®」
「ENLITEN®」は、お客様のニーズや使用条件に応じた「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術です。ここでは、「ENLITEN®」の技術や性能、BWSCにおけるブリヂストンの取り組みについてご紹介します。
V A L U EEV時代に求められるタイヤ性能
タイヤに求められる性能は、モビリティの進化により多様化しています。
安心安全で快適な乗り心地を提供し、操安性をクルマで支えるだけでなく、EV時代においては、タイヤの軽量化や転がり抵抗の低減を通じた電費の改善によるEV航続距離の延伸や、資源生産性や耐摩耗性の向上による環境負荷の低減など、タイヤに求められる価値が多様化。
ENLITEN®は、これらに対応し、それぞれのモビリティ、使用環境に求められる性能に合わせた「究極のカスタマイズ」を追求し、社会・お客様に新たな価値を提供していきます。
U L T I M A T E C U S T O M I Z A T I O N究極のカスタマイズ
タイヤを「薄く・軽く・円く」創ることで、タイヤの性能円全体を大きくすることができます。「薄く・軽く」創ることで資源生産性向上や低転がり抵抗を含む環境性能が、「円く」創ることで操縦安定性や乗心地などの運動性能が向上します。
ENLITEN®技術は「薄く・軽く・円く」を追求し、その広がった性能円を活かし、お客様のニーズ・ウォンツに合わせ、さらにインスパイアさせる性能にエッジを効かせることができる、「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術です。
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Cソーラーカーのための
「究極のカスタマイズ」
極限の低電費性能と耐久性COST-EFFECTIVE / DURABILITY
BWSCでは、参加チームと一緒に活動しながら、タイヤに求める声を聞き、ソーラーカーの特性などを深く理解することにより、極限の環境においても安心安全を守り、参加チーム/ソーラーカーの最高のパフォーマンスを支えるタイヤを開発しています。
太陽光による限られた電力で約3,000Kmを走り切るという極限のレース条件において、「限られた電力で長距離を走り切る低電費性能」と︎「レースを走り切れる耐久性能」に特化してエッジを効かせた「究極のカスタマイズ」を追求しています。
再生資源・再生可能資源比率の向上SUSTAINABILITY
サステナブルなモータースポーツを支えるという想いの下、サステナブルなタイヤ技術も磨いています。BWSCに採用されたタイヤは、再生カーボンブラックやもみ殻由来シリカを原材料に使用し、再生資源・再生可能資源比率(MCN)63%を達成しました。
C H A L L E N G Eブリヂストンの挑戦
「走る実験室」
ブリヂストンは、サステナブルなグローバルモータースポーツを「走る実験室」として位置づけ、サステナブルな技術を磨くと共に、ENLITEN®技術の確立、及び、次世代ENLITEN®技術に向けた開発を推進し、市販用タイヤに反映していきます。
バリューチェーン全体でサステナブル化をいち早く推進
モータースポーツタイヤの開発・生産・供給という、バリューチェーン全体において、カーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミの実現に貢献する再生資源・再生可能資源比率の向上などをいち早く推進し、モータースポーツを起点に会社全体のサステナブル化を加速していきます。
サステナブルなタイヤを開発・投入
再生資源・再生可能資源比率が、2019年大会の30%から2023年大会では63%に大幅に向上しました。「ENLITEN®」による「究極のカスタマイズ」でソーラーカーに求められるタイヤ性能を磨くだけでなく、サーキュラーエコノミーの実現にも貢献しています。
低炭素なタイヤ輸送
持続可能な船舶燃料の使用と、カーボンクレジットによる排出量の相殺を組み合わせることで、100%カーボンニュートラルな輸送を実現しました。