普段お見せできない従業員向けイベント、北京2022冬季オリンピック・パラリンピックお疲れさま会の様子をご紹介します!
ブリヂストンでは、4月26 日(火)に、北京2022冬季オリンピック・パラリンピックに出場したチームブリヂストンの鈴木 世奈選手(アイスホッケー、以下、世奈選手)、狩野 亮選手(パラアルペンスキー、以下、狩野選手)、鈴木 猛史選手(パラアルペンスキー、以下、鈴木選手)の3名を慰労する「チームブリヂストン 北京2022冬季大会お疲れさま会」を開催しました。今回は、普段社外の方にはなかなかお見せできない従業員向けお疲れ様会の様子を少しだけご紹介します!
4月26日(火)
18:00 お疲れ様会がオンラインでスタート!
選手のトークの内容を中心にご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
―――2022年の北京冬季大会は、世奈選手にとって3大会目、狩野選手と鈴木選手にとって5大会目の出場となりましたが、今回はどんな大会でしたか?
世奈選手 特別な大会でした。まず大会に出場するまでがとても大変でした・・・。アイスホッケーは団体競技。チームに1人でもコロナの感染者が出ると大会に出場できなくなってしまいます。だから、絶対に感染できないというプレッシャーが常にありました。そんな私たちをサポートしてくださったスタッフの皆さんには感謝しかありません。
また、決勝トーナメントに進出できたことが大きいと思いますが、日本にいる友人から「日本がスマイルで盛り上がっているよ」と連絡をもらったり、Yahoo!のトレンド入りを果たしたりと、メディアや皆さんの反響も強く感じる大会になりました。
狩野選手 これまでで1番難しい大会でした。まずは、コロナの影響で事前のトレーニング等の調整を海外で行うことができず苦労しました。そして、コース自体もおそらく過去1番難しかったと思います。途中、傾斜38度にもなる急斜面のコースが途中でねじれていたり、硬かったり・・・。
鈴木選手 コースはとても怖かったですね。5回目のパラリンピックだったのですが、気持ちが折れそうになりました。初出場の選手が顔を真っ青にしてコースの下見から帰ってきたシーンが忘れられません・・・。皆さんからの応援や家族からの声援を思い出しながら、なんとか頑張りました。
―――日本に帰国した後、ご家族からどのような言葉をかけられましたか?
鈴木選手 息子からは「メダルを取れなくて残念だったね~」と声をかけられました(笑)。でもその後、妻が編み物でメダルを作ってくれて、それを息子が私の首にかけてくれたのがとても嬉しかったです。
つづいて、お疲れさま会に参加した従業員からも質問が相次ぎます。
―――世奈選手に質問です。良いチームワークを築く秘訣を教えてください!
世奈選手 コミュニケーションを大事にすることだと思います。チームメイトとは、ホッケーの話題だけでなく、たわいのない話も日常的にたくさんするようにしています。スマイルジャパンとしても「バディ制度」を取り入れていて、毎日2人1組になってその日のお題について練習前に話したりしています。
―――狩野選手、鈴木選手に質問です。今年4歳の娘がスキーデビューをしました。上達のコツがあれば教えてください!
狩野選手 楽しい気持ちをキープするために、いろんなフィールドに連れて行ってあげるのがオススメです!滑る山や地域によって見える景色も滑り心地も全く異なります。まずは楽しむ気持ちを持ち続けることが上達への第一歩じゃないでしょうか?
鈴木選手 ぜひ晴れた日にスキーに連れて行ってあげてください!寒い日や吹雪の日にスキーをすると嫌になっちゃうかもしれません(笑)
―――皆さんの今後の夢や挑戦を教えてください!
世奈選手 この場をお借りして、皆さんにご報告があります。昨シーズンをもって選手引退を決断しました。皆さんからの応援があったからこそ、ここまで全力で競技に打ち込むことができました。引退はとても前向きな決断です。小学1年生のころから23年間、ほぼ毎日ホッケーをやってきたので、一度心と体を休めて、これからはもっといろんな世界を見てみたいと思います。そして、アイスホッケーを、スポーツをより多くの人に楽しんでもらえるように私も貢献できたら良いなと思います。もちろん、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(株)の従業員としてももっと頑張りたいです!
狩野選手 私も北京2022冬季大会を最後のパラリンピックとして臨み、やりきったと思っています。今後は活動の拠点を日本に移して、育成など活動の幅を広げていきたいです。特に生まれ育った地元の北海道でスポーツの普及や若手の育成に貢献していきたいと思います。
鈴木選手 私も進退をずっと迷っていました。でも、今回の北京2022冬季大会はもっとがんばれたんじゃないかと悔いが残っているんです。だから、次のミラノをラストだと思ってがんばりたいと思います。ミラノ2026冬季大会に出場すると6大会連続出場となります。初めてパラリンピックに出場したのが、2006年のイタリアのトリノ大会。イタリアに始まり、イタリアに終わる。これもご縁なのかな~と思います。
18:45 お疲れさま会終了。世奈選手も少しほっとした表情で笑顔がこぼれます。
今回のお疲れさま会では、貴重な北京2022冬季大会の裏側のお話があり、世奈選手と狩野選手の次なる挑戦についても教えていただきました!
ブリヂストンは、ワールドワイドオリンピック・パラリンピックパートナーとして引き続き、2024年のパリ大会のサポートを行います。これからも、「挑戦し続けるすべての人を支える」というCHASE YOUR DREAMの思いを体現していきます。