ブリヂストングループ女性従業員の「リーダー」をテーマにした声をご紹介します!
本日3月8日は国際連合が定める「国際女性デー」。女性の地位向上や差別撤廃などを呼びかけるイベントが、さまざまな国で行われます。
日本においても、国際女性デーに限らず、男女の社会格差を無くすべく、行政や企業がさまざまな施策を進めています。一方、職場での「リーダー」である管理職の割合は依然として男性比率が高く、女性が活躍できる環境や風土づくりが社会として取り組むべき課題となっています。
そんな中、ブリヂストンでは、女性のリーダーが、もしくはリーダーを目指して活躍している方々がいます。今回はその中から3名にインタビューをし、普段どのような思いで働いているかを聞いてみました。
●リーダーの立場から
私は、タイヤ館三原で店長をしています。
私がリーダーの立場で一番大切にしていることは、スタッフとのつながりです。私の中には4つの決め事があります。
★毎日、スタッフ全員と話をする。
毎日、話題を探して話すようにしています。仕事の事だけでなくプライベートも。
会話が増えれば、チーム力も上がります。
★スタッフ全員、店長も含め、休みは平等。また、欲しい休みは絶対休みにする。
スタッフが一番不服に思うのは、休みたい時に休めないこと。(自分も含め(笑))嫌なことはしない。
★作業はスタッフにまかせる。でも、重作業の時は、関与する。
下調べは絶対します。アドバイスを伝え、一緒に作業を行う。
何かあった時は、先頭に立ち、早い判断でお客様にお伝えする。そして、スタッフに指導する。
★お客様の事を常に一番に考え、行動を早く行う
私は、帰る前にすべての受注伝票をチェックしてから帰ります。連絡もれのないようにするためです。
スタッフには、毎日私の決め事を伝えたり、自分のしている仕事、お客様の事、プライベートな事を話すようにしています。あまり隠し事はしません。当たり前に愚痴も言います。それを繰り返していると、スタッフも同じように行動してくれるようになりました。そして、お客様に対する対応も変わりました。
昔は怒る事が多く、ガミガミ言っていましたが、最近はそんなことも少なくなりました。今は、他のスタッフの事、お客様の事を考えての行動ができていない時だけ、スタッフに注意しています。
■スタッフの事を常に考え、自分の思う道に導くのがリーダーシップ
これまでは、自ら考え、動き、指示していましたが、今は、考えたことをスタッフと話し合い、スタッフに動きを任せています。チェックは最後にするのではなく、途中で行い、一緒に軌道修正しています。最後にチェックしてやり直しとなると、スタッフのやる気を損なってしまいます。そして、行動してもらったことに対しては、素直にありがとうを言っています。スタッフの事を常に考え、自分の思う道に導くのがリーダーシップには大切なことだと思います。自分が困った時は素直に意見を聞き、それをスタッフと話し合い、知恵をもらっています。みんなが同じ道を進んでいると、チームワークも強くなり、その動きがお客様に伝わっていくと思います。
今後も皆と頑張っていきたいですね。
●リーダーを目指す立場から
私はブリヂストンに入社後、二人の素敵な上司に出会い、今でもその方たちを目標としています。 「俺についてこい!」ではなく、仲間が「この人に付いていきたい!」「この人のために少しでも力になりたい!」と思って仕事に取り組めるような、仲間から慕われ、そしてその力を引っ張っていく、そんな人たちです。私もそんな人間になりたいと思います。 ただ、私が目標としている人と同じやり方をしても同じようになれるとは限りません。 まだまだ経験不足で知らない事ばかりなので、まずは100点満点のモノづくりをサポートできる人になりたいと思います。そして、社内でも女性の活躍が増えてきているなか、私は私らしく女性・母親目線で、工場・現場の雰囲気、仲間のモチベーションUPに貢献していきたいと思います。
●リーダーを育成する立場から
思えば、私の課長としての経験は失敗ばかりで、優秀な部下達に支えられて仕事が回っていました(笑)。ブリヂストンは2017年から女性リーダー育成支援を目的にお茶の水女子大学と協定を結び、その一環で、お茶の水女子大学で「未来起点ゼミ」というゼミを持っています。ゼミ生には内発的動機から発表テーマを選ぶよう伝えています。誰でもやりたいことを頑張りたいと思うので。与えてあげたいのは「成長」の機会です。
これからリーダーになる方には、相手も自分もあるがままに受けとめることを大事にしてほしいと思っています。立場が違うと「そうは言っても」と思いがちですが、一旦丸ごと受けとめる。そのまま受け入れるかは別ですが。それにはまず注意力・観察力を「鍛える」ことと思っています。これは筋力のように鍛えられるそうです!
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した3人のチームメイトの思いや考えが、ブリヂストンで働くイメージに繋がれば幸いです。