創立90周年企画:ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」(新潟/東北編1)

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ブリヂストン創立90周年にちなんで独自に選出した「ブリヂストン日本の道90選」。新潟/東北編1となる今回は、新潟、東北地方南部の美しい山々や歴史・文化が感じられる道をセレクト。国内屈指のパノラマルートである磐梯吾妻スカイラインや、インスタ映えする道として人気のケヤキ並木の道などをご紹介していきましょう。

<ご紹介する道>
奥只見シルバーライン(新潟県魚沼市)
天険親不知線(新潟県糸魚川市)
磐梯吾妻スカイライン(福島県福島市)
鳥海ブルーライン(山形県遊佐町)
酒田の街並み/山居倉庫(山形県酒田市)

●奥只見シルバーライン(新潟県魚沼市)

奥只見シルバーラインは新潟県道50号小出奥只見線の上折立―奥只見ダム間を走る総延長22kmのルートです。この道は奥只見ダムの建設時に資材運搬専用道路として作られたもので、全区間のうち18kmがトンネルという道。ルート上には19ものトンネルがあり、なかでも奥只見手前にある3つのトンネルは10km以上もつながっています。トンネル内はオレンジ色の独特の明かりが灯り、他では体験できないドライブを楽しむことができます。奥只見シルバーラインは昭和52年(1977年)に無料化されていますが、二輪車と歩行者は通行できません。

●天険親不知線(新潟県糸魚川市)

天険親不知線は、北陸道最大の難所として知られた天険親不知の断崖絶壁を貫通させ整備された随道です。古くから断崖絶壁と日本海の荒波が旅人の行く手を阻み、壮絶な逸話が数多く残されているこの地は親不知子不知(おやしらずこしらず)の語源となった場所としても知られています。明治時代から開削が始まり幾度もの改良と災害復旧を重ね、昭和63年(1988年)に当時の道路建設技術の粋を集め、日本初の海上高架橋、親不知海上インターチェンジを含む北陸自動車道が完成しました。天険親不知線は日本の道100選にも選出されているルートです。

●磐梯吾妻スカイライン(福島県福島市)

磐梯吾妻スカイラインは、高湯温泉と土湯峠を結ぶ総延長約29kmの観光道路。吾妻連峰を縫うように走るルートは雪の回廊から秋の紅葉まで季節ごと変化に富んだ様々な景色が楽しむことができる国内屈指のパノラマルートとして人気です。磐梯吾妻スカイラインの中間地点には磐梯朝日国立公園の一部で標高約1600mに位置する浄土平があり、周辺の火山の噴火によってできた独特の風景を眺めながらドライブを楽しむことができます。また紅葉の名所としても知られるつばくろ谷にかかる不動沢橋付近では福島盆地/福島市街を遠望することができます。
なお11月中旬~3月下旬は閉鎖されます。

●鳥海ブルーライン(山形県遊佐町)

鳥海ブルーラインは山形県と秋田県にまたがる総延長は34.9kmの山岳道路。海抜0mから一気に1100mまで駆け上がり、標高2236mを誇る日本百名山のひとつ鳥海山(別名:秋田富士)の5号目へと向かいます。気持ちの良いコーナーを次々に抜け辿り着く大平山荘展望台からは日本海の美しい眺望を堪能でき、正面に飛島、北には男鹿半島、南には粟島や佐渡島なども遠望できます。また日本海に沈む夕日の景勝地でもあり、夜には空一面の星空を見ることができる場所としても知られています。なお11月初旬~4月下旬は閉鎖されます。

●酒田の街並み/山居倉庫(山形県酒田市)

平安時代より出羽国府が置かれた場所として栄えてきた酒田市。この地において1893年(明治26年)に酒田米穀取引所の付属倉庫として最上川と新井田川に挟まれた通称「山居島」に建てられたのが山居倉庫です。建設された14棟のうち12棟が残っており、現在も一部は米穀倉庫として使用されています。建物の裏には夏の高温防止を目的に植樹された樹齢150年以上のケヤキ35本が連なるケヤキ並木があり、近年ではインスタ映えする道として人気を集めています。朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台としても知られています。

●今回ご紹介した道

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