サステナブルなモビリティ社会の実現に向けたEV領域での取り組みをご紹介

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ブリヂストンはバリューチェーン全体で資源循環やカーボンニュートラル化などへの取り組みとビジネスモデルを連動させる「サステナビリティビジネス構想」の実現へ挑戦しています。
今回はその実現に向けた、電気自動車(EV)領域での新しい共創パートナーとの取り組みについてご紹介します。

太陽光発電型EVメーカーLightyear社(オランダ)との共創

ブリヂストンは、画期的なEV開発を行っているオランダの新興自動車メーカー、Lightyear(ライトイヤー)社の太陽光発電型電気自動車「Lightyear One」(ライトイヤー ワン)向けに、特別仕様タイヤ「TURANZA ECO」(トランザ エコ)を開発しています。

「TURANZA ECO」は、環境性能と運動性能を両立するブリヂストンの革新的なタイヤ技術「ENLITEN」(エンライトン)を搭載した特別仕様タイヤです。狭幅・大径形状と高内圧使用が特徴の低燃費タイヤ技術「ologic」(オロジック)を組み合わせることで、さらなる転がり抵抗低減を実現しています。

Lightyear社は、世界最高峰のソーラーカーレース「Bridgestone World Solar Challenge」(ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ)のクルーザークラスを4連覇しているオランダ・アイントホーフェン工科大学のエンジニアが中心となり2016年に設立された企業です。
ブリヂストンは、2013年から「Bridgestone World Solar Challenge」のタイトルスポンサーを務めており、世界中から参加する各チームの熱い挑戦を支え、将来を担う若きエンジニアを応援しています。

新興EVメーカーFisker社(アメリカ)との共創

2021年8月には、アメリカの新興自動車メーカー、Fisker(フィスカー)社と、同社の電動SUV「Fisker Ocean」(フィスカー オーシャン)向けのタイヤを開発・納入するパートナー契約を締結しました。
「Fisker Ocean」には、「ENLITEN」を搭載した特別仕様タイヤ「POTENZA SPORT」(ポテンザ スポーツ)が新車装着され、欧州と北米で2023年に発売される予定です。
ブリヂストンの「サステナビリティビジネス構想」について、世界一サステナブルな自動車の提供を通じて次世代のモビリティへの貢献を目指すFisker社に共感いただいたことがパートナー契約の出発点となりました。

EVのための充電ソリューションのリーディングカンパニーEVBoxグループ(オランダ)とのパートナーシップ

ブリヂストンは、EV用の充電インフラを提供するEVBoxグループおよびそのパートナーTSGグループと長期パートナーシップを締結し、欧州でブリヂストンの小売・ソリューション網に今後5年間で約3,500の充電スタンドを新たに設置します。
ブリヂストンの調査では、欧州において充電スタンドの不足がEV普及の大きな障害となっており、ドライバーの50%が充分な充電スタンドがない事を理由にEVの購入を躊躇すると回答しています。
ブリヂストンは、EV向けの新車装着タイヤの開発・納入に留まらず、EVの普及にも貢献することで、サステナブルで安心・安全な移動を支えます。

今回は、ブリヂストンのEV向けのタイヤ開発とEVの普及に関する取り組みについてご紹介しました。
ブリヂストンは、EV領域に限らず、これからも様々なパートナーとの共創とイノベーションを通じて、「サステナビリティビジネス構想」の実現に挑戦していきます!