東京2020オリンピックで日本代表が使用した、ブリヂストンのトラック自転車をご紹介!

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東京2020オリンピック・パラリンピックでは、世界中のアスリートが大活躍し、多くの感動の場面が生まれましたね。テレビやストリーミング画面から選手たちへエールを送っていた方も多いのではないでしょうか。

東京2020オリンピックで自転車競技トラック日本代表を支えた自転車、実はブリヂストンが開発したものなんです。

東京2020オリンピックで日本代表が乗っていたのはブリヂストンの自転車!
ブリヂストンが日本代表に自転車を提供することになったきっかけは、ずばり、東京2020オリンピックでメダルを取るため! 日本で開催される大会で、日本代表選手が日本の自転車でメダルを獲得することを目指し、2017年より日本自転車競技連盟と共同でトラック自転車開発をスタ―トしました。

ブリヂストンの技術を結集したトラック自転車

日本代表が使用する自転車の開発チームの合言葉は、「勝てる自転車を作ろう」というもの。勝つための、少しでも速く走るための自転車開発が始まりました。

そこで活躍したのがブリヂストンのタイヤ開発と自転車開発で培ったノウハウから生まれた解析システム「PROFORMAT」(プロフォーマット)。まず自転車に取り付けたセンサーで、自転車の挙動などの様々なデータを収集します。そして、それをもとに自転車の走行シミュレーションを行い、より推進力を発揮する自転車の設計要素を導き出します。

シミュレーションの結果を踏まえて自転車を設計、「カーボンラボ」というカーボンフレームを制作するための特殊な施設で、スピーディーかつ高精度にフレームを試作し、再びテスト走行での計測を行います。この計測・シミュレーション・試作の過程で素早くトライ&エラーを繰り返して、「剛性」「空力」「重量」などの走りに関係する様々な要素の最適解を探っていきました。

その成果が実を結び、2019年にブリヂストンが開発した自転車が、東京2020オリンピック日本代表自転車競技(トラック)に正式に採用されました。

デザインコンセプトは「夜明けの侍」

東京2020オリンピックで日本代表選手が使用したトラック自転車のデザインコンセプトは「夜明けの侍」。自転車競技を「戦」、そこに挑戦する日本代表選手を「侍」になぞらえてデザインされました。白・赤・黒の3色を採用し、白は「速さ・しなやかさ」、赤は「情熱・挑戦」、黒は「選手や自転車の強さ」を表現しています。白地に黒いブリヂストンロゴがよく映えていますね。

デザインやカラーリングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ANCHOR(アンカー) レーシングカラー
https://www.bscycle.co.jp/anchor/racingcolor/

職人が1台ずつ、魂を込めて仕上げる

自転車競技のトラックは、レースでの最高時速が70km/hに達することもあるほど、極限のスピードを競う種目です。その極限状態では、塗料のわずかな重みでさえも自転車の重量やバランスに大きな影響を及ぼす可能性があります。

このブリヂストンの自転車は、緻密に計算・設計された車体に、熟練の技術を持つ職人が1台ずつ丁寧に手作業で塗装を施しています。何度も何度も塗りや研ぎ、焼きを重ねることで、繊細なデザインを実現しているのです。塗料だけでなく、職人の思いも一緒に塗り重ねられた自転車の完成です。

日本代表仕様の自転車を発売!
2021年9月には、東京2020オリンピックで日本代表が使用していたトラック自転車の2022年モデルのフレームセットを発売しました。アップチャージをすれば、「夜明けの侍」コンセプトが踏襲された、スペシャルデザインの自転車も入手できますよ!

短距離用フレーム「ANCHOR TS9」:  https://www.bscycle.co.jp/anchor/bikes/ts9/
中長距離用フレーム「ANCHOR TE9」: https://www.bscycle.co.jp/anchor/bikes/te9/

ブリヂストンは、これからも夢を追いかけるアスリートを支えていきます。チームブリヂストンの活躍にもご期待くださいね!

※ブリヂストンは、オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーです。