創立90周年企画:ブリヂストンが選ぶ「日本の道90選」(四国編2)
ブリヂストン創立90周年にちなんで独自に選出した「ブリヂストンが選ぶ 日本の道 90選」。四国編パート2となる今回は大自然を感じながらドライブを満喫することができるスポットや、美しい街並みを堪能させてくれる四国各地の道をセレクトしました。ヘアピンカーブが連続する「龍河洞スカイライン」、江戸時代からの伝統的な街並みをそのまま残す「脇町うだつの街並み」、迫力ある渦潮を楽しむことが出来る「大鳴門橋」など4つの道をピックアップしました。
<ご紹介する道>
・高知県道385号/龍河洞スカイライン(高知県)
・国道378号/夕やけこやけライン&下灘駅(愛媛県)
・県道他/川北街道&脇町うだつの街並み(徳島県)
・大鳴門橋(徳島県)
●高知県道385号/龍河洞スカイライン(高知県)
「龍河洞スカイライン」は高知県香南市と香美市にある一般道路で高知県道385号香北野市線の一部です。国の天然記念物および国の史跡に指定されている日本三大鍾乳洞の1つ「龍河洞」へのアクセスルートとして知られています。「龍河洞スカイライン」はヘアピンカーブが続くワインディングロードですが、三宝山周辺では眼下に高知平野が広がり、その奥には香南市の市街地越しの太平洋が眺望できます。また現在は閉鎖されていますが山頂にある古城風観光施設シャトー三宝跡によって、どこか欧州のワインディングロードをドライブしているような気分も味わうことができます。「龍河洞スカイライン」へは高知市内から30分ほどで訪れることができます。
●国道378号/夕やけこやけライン&下灘駅(愛媛県)
瀬戸内海の伊予灘に面した愛媛県伊予市双海町と大洲市長浜町をつなぐ国道378号線の一部が「夕やけこやけライン」です。伊予灘は水平線上にはほとんど島影がないため、美しい夕日を見ることができる場所として知られており、「夕やけこやけライン」はその素晴らしいサンセットを車窓から存分に堪能できるルートです。沿道には、映画やドラマのロケ地・インスタ映えスポットとして話題を集める予讃線の下灘駅があり、夕暮れ時になると「夕やけこやけライン」のドライブを兼ねて各地から訪れた人達が、伊予灘に沈む美しい夕日をカメラに収めています。
●県道他/川北街道&脇町うだつの街並み(徳島県)
江戸中期より明治にかけて阿波特産である藍の集散地として発展したのが「脇町(現在は美馬市)」です。当時は多くの藍商人たちがこの地で栄華を極めていたといい、明治以前の本通りだった南町の430mに及ぶ通りには商人たちが隆盛を顕示するために家紋や細工を施した土造りの防火壁「うだつ」が今なお当時のままの姿で残っています。1707年(宝永4年)に建築された建物をはじめ、現在も50戸ほどの伝統的な町屋が残っており、「脇町うだつの街並み」として国指定重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。この歴史的景観は旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された日本の道100選にも選定されています。徳島自動車道脇町ICから10分で訪れることができます。
●大鳴門橋(徳島県)
「大鳴門橋」は淡路島と徳島県鳴門市を結ぶルートとして1985年に開通し、神戸淡路鳴門自動車道として供用されています。橋長1629mの「大鳴門橋」のすぐ下には、渦潮が発生することで有名な世界三大潮流の1つ「鳴門海峡」が流れており、大鳴門橋遊歩道「渦の道」では、海面から約45mの場所にある展望室のガラス張りの床から名物の渦潮を覗き込むことができます。大鳴門橋は旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された日本の道100選にも選定されています。
●今回ご紹介した道