雪にもめげず氷にもめげず!スタッドレスタイヤのテストコースをご紹介

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夏が終わって秋になりました!とすると、あっという間に冬がやってきます(雑?)。そこで、本日は、皆さまの冬の足元を支えるスタッドレスタイヤなど冬用タイヤのテストコースをご紹介します。

ブリヂストンの冬用タイヤって、どこでテストしてるの?

ブリヂストンの冬用タイヤのプルービンググラウンド(テストコース)は北海道士別市にあります。北海道の中でも北部に位置する豪雪地帯です。

ぱっと見、上空からは某南米の地上絵に見えなくもないですが…
総面積約237万㎡、なんと東京ドーム約51個分、甲子園球場約61個分という広大で立派なテストコースです。
1996年からBLIZZAK(ブリザック)などの冬用タイヤをこちらでテストしています。

それでは、テストコースにぐぐっと近寄って、テストの様子をご紹介します!

雪道でのハンドリング、しっかりテストしています。

雪上ハンドリング路です。
アップダウンや色々な形のコーナーがあり、雪道での発進・加速・コーナリングなど、タイヤの総合的な性能をテストしています。

雪を巻き上げながら疾走するクルマ。
こうしたテストによって、雪道でもしっかり止まる・曲がるタイヤをお届けします。

もちろん、直線での走り・ブレーキもテストしています。

雪上直線路です。降った雪を硬く踏み固めてつくった道で、最長1kmあります。
乗用車だけでなく、トラックやバスなどの大きなクルマも、雪道でのブレーキやトラクションをテストしています。
※タイヤの力を路面に伝える性能

ブレーキをかけてもクルマが止まらない…考えるだけで恐ろしいです…。
安心・安全のためには、雪道でのブレーキはとても大切です。
ふわふわな新雪やぎゅぎゅっと固まった圧雪など、色々な雪道でしっかりブレーキ性能をテストしながらタイヤを開発しています。

雪でも坂道を通りますよね?ご安心下さい、テストしています。

真っ白過ぎて何が何だか分からないかもですが…坂道です。雪上登板路と呼んでいます。
勾配3.5%から最大14%までの7本の坂道があります。
おそるおそるの運転になりがちな雪の坂道。皆さまの安全・安心に少しでも貢献するため、坂道での発進や加速などのテストをしています。

雪だけじゃありません。氷の上でもテストしています。

凍結したつるつる路面…そろーりそろーり運転した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本では、降雪がなくても気温低下により路面凍結が発生することがあるので、氷の上でのテストも大切です。

こちらは氷上旋回路。
円形状に磨かれた氷面の道路で、クルマを安定させながらしっかり曲がるなど旋回時の性能をテストしています。

室内には氷上の直線路があります。
降雪の影響を受けずに、室内の管理された氷の上で発進やブレーキのテストをしています。
こうした氷上でのテストによって、氷の路面でもしっかり止まる・曲がるタイヤをお届けします。

ブリヂストンは、今回ご紹介したタイヤのテストなどを通じて、これからも皆さまの安全・安心を第一にタイヤ開発に取り組みます。