タイヤは性能だけでなくデザインも重要。ブリヂストンのLUXBLACK® についてご紹介します!

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この写真、「REGNO」の文字がはっきりくっきり見えませんか?別の素材だったり、あとから書いているわけではありません。

ブリヂストンには、このようにタイヤの文字や模様をはっきり目立たせるハイコントラストなデザイン技術LUXBLACK® があります。
当社の乗用車用プレミアムコンフォートタイヤ「REGNO GR-XⅡ」や、バス用タイヤ「ECOPIA R241」などに採用しています。

クルマに装着すると「REGNO」の文字が引き立ち、遠くからでも視認性が高まり、デザインの面からもプレミアム感を演出しています。

タイヤサイドの模様はどのようにタイヤに描かれているのでしょうか?
タイヤの側面をよく見ると、ブランド名や商品名、タイヤサイズなどさまざまな情報が刻まれていたり、装飾が施されています。
まず、タイヤのサイドデザインがどのように描かれているのかをご紹介します。
タイヤの溝であるトレッドパタンと同じくタイヤを作る“加硫工程”のなかで形作られます。

加硫工程は成型したタイヤを熱と圧力をかけて化学反応させる工程です。モールドと呼ばれる窯のようなものにタイヤの原型を入れ、“たい焼き”のようにモールドに押し当てることで溝や模様、文字が刻まれたタイヤになります。
LUXBLACK® も同じようにタイヤに刻まれて作られますが、通常の文字や模様とは違う刻み方をすることで、文字や模様をより黒く浮き立たせるようにしています。

LUXBLACK® は、具体的にどのような技術を使っているのか
光が“モノ”に反射しその光を目で認識することで、わたしたちは“モノが見え”ます。反射する光が目に届かない、つまり光が吸収されれば、その“モノ”は黒く見えます。LUXBLACK® はその原理を活用しています。

より黒さを追求し、黒さを際立たせるためにLUXBLACK® は、下記の仕組みに基づいています。

微細加工による光吸収
凹凸側面で反射を繰り返し、光を吸収

「微細加工による光吸収」とは、微細加工した凹凸側面に反射した光をさらに奥へと反射を繰り返すことでエネルギーを減少させる方法です。光を反射させる回数を増やすことで光そのものを吸収し、黒く見えるものです。

この仕組みを再現するために、タイヤの表面にはこのような加工が施されています。

通常の切削加工LUXBLACK® で採用している切削加工
光が表面で乱反射する
微細加工により光が吸収されやすい

また、タイヤを成型するモールドは金属でできているためモールド表面に切削加工してデザインしています。
通常、切削加工では切削間隔や凹凸が大きくなりますが、LUXBLACK® は光吸収の効果を得るために、微細加工が行えるよう、特殊なモールド加工技術を施しています。
その結果、表面が剣山のような微細な凹凸になるため、光が微細な凹凸内で反射され、底面に吸収されやすくなるため周りの部分と比べて白と黒のコントラストがより強く表れます。

「REGNO GR-XⅡ」で採用している微細模様
「REGNO GR-XⅡ」では、高密度の微細加工を施すことで“ハイコントラスト”を実現しました。

平面図3次元

この技術により、「REGNO」の文字や、「Bマーク」を黒く浮き上がらせ、ハイコントラストを演出しています。

ブリヂストンはさまざまな車両に装着するタイヤをお客様のニーズに合わせて開発し、付加価値をもった「断トツの商品」を提供しています。見た目が「黒くて丸いもの」だからこそ、タイヤを視覚でもプレミアム感を感じていただくために、デザインの面でも手を抜きません。
ブリヂストンは、“安全”“安心”で”より魅力的“なカーライフを引き続きサポートします。

(バスに装着した「ECOPIA M801Ⅱ」。「Bマーク」にLUXBLACK® を採用)