ブリヂストンと水のお話
764,481,000…いきなりですが、これは何の数字だと思いますか?ヒントはこちらの写真。
ブリヂストンが設立した公園の数?それとも噴水マニアの従業員の数でしょうか?
正解は…
株式会社ブリヂストンの国内15工場が2015年から削減した水の使用量(リットル)でした!なんとその量、25mメートルプールに換算すると、約3,000杯分(※)なのです!
※25m×幅(2m×5コース)×深さ1m=250,000Lで計算
本日8月21日は「噴水の日」ということもあり、今回は水にまつわるブリヂストングループのお話をご紹介します。
トルコでは…
こちらはトルコのイズミット工場。
ここでは雨水や排水を回収・処理し再利用することで地下水の取水量を減らす、水資源活用効率化プロジェクトに取り組んでいます。
具体的には、工場内での節水システムの導入や冷却水の循環システム運用、従業員に対しての水利用に関する啓発キャンペーンなどの取り組みを実施しました。
その結果、水の効率的な使用をより意識するようになり、10年間でおよそ50%の取水量削減を達成することができました!
アルゼンチンでは…
もう一つ、今度はアルゼンチンのブエノスアイレス工場の事例をご紹介。
日常生活において、水の利用に不便を感じることが多い地域にあるブエノスアイレス工場では、水利用の効率化に継続的に取り組んでおり、2019年までに2005年比で56%の取水量削減を実現しました!
さらに、2019年4月には限りある資源を地域で再利用するために、アルゼンチンの大手セメント会社ロマ・ネグラ社とパートナーシップを締結。タイヤ製造の事業活動から出る排水をブエノスアイレス工場内の逆浸透膜処理システムを用いて処理し、セメント製造の工程用水としてロマ・ネグラ社に1日に約20万リットル提供しています。
これからも自然と共生していくために
ブリヂストングループでは、調達している原材料の生産過程やタイヤなどの製品の製造過程で多くの水を利用しています。
水は事業を継続していくための大切な資源であるとともに、私たちには水を利用する企業としての責任があると考えています。
私たちは、2020年の環境中期目標(マイルストン2020)として「グループ全体の生産拠点における取水量原単位※1を2020年までに2005年比35%削減する」ことを設定し、ご紹介したような取り組みを各国で進めてきました。
その結果、2019年には取水量の40%削減を達成。2005年比35%削減という目標を上回ることができました!
※1事業ごとに生産量や売上高当たりの取水量を原単位として管理しており、それらの削減率の加重平均値を指標としています。取水量には他社によって再生された水や雨水は含まれていません。
現在は、2030年の環境中期目標(マイルストン2030)を設定し、新たな目標に向かって取り組みを進めています。
水に関しては、公平かつ持続可能な水の利用に向けた「ウォータースチュワードシップポリシー」
ちなみに
8月21日が噴水の日なのは、1877年8月21日に上野公園(東京都)で第1回内国勧業博覧会が開催され、会場に日本初の西洋式噴水が設けられたことに由来するそうです。
当社の創業者・石橋正二郎が久留米市に寄贈した石橋文化センター(久留米市)にも噴水があり、地域の皆さんの憩いの場となっています。