パンクに強く長持ちする、物流・倉庫で活躍するブリヂストンのフォークリフト用タイヤ「IR01」をご紹介します。

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フォークリフトは、工場や倉庫、ホームセンターなど荷物を積み上げ積み下ろし、移動・運搬するための車両です。車両前方にツメと呼ばれるフォークで荷物を上下し、車両を動かすことで、目的の場所へ運搬することができます。重い荷物を持ち上げた際に車両が前かがみとなり後輪タイヤが浮かないよう、車両後部にカウンターウエイトという重りを搭載してバランスを保っています。

■ 一般的なフォークリフトのタイヤは2種類
サイズに問わずフォークリフトのタイヤには、「ソリッドタイヤ」と「空気入りタイヤ」の2種類があります。

[主なソリッドタイヤと空気入りタイヤ]

ソリッドタイヤ空気入りタイヤ
PL01
(PUNCNON)
JL
(J-LUG)
UL
(U-LUG)

「ソリッドタイヤ」は空気の入っていない総ゴムタイヤのことで、以前こちらでもご紹介しましたが、当社は「PUNCNON(パンクノン)」を発売しています。
フォークリフトの「空気入りタイヤ」は主にバイアスタイヤです。当社には、スタンダードタイプとして走行安定性能・耐久性能・ロングライフを実現した「JL(J-LUG)」、軽量で経済性の高い「UL(U-LUG)」などをラインアップしております。

■ バイアスタイヤとは

バイアスタイヤは、上図のようにカーカスと呼ばれるタイヤの骨格となるコードが斜めに何層にも巻いており、ラジアルタイヤと比べてサイドからの衝撃に対する強度の高いタイヤです。一方で、サイド部が厚くなるため発熱耐久性が悪く高速走行に不向きなため、低速で高過重で使われるフォークリフトのタイヤに使われています。

■ パンクに強い(ロングライフの)フォークリフト専用ラジアルタイヤ
バイアスタイヤはカーカスを何層にも巻いた構造のためサイド部の耐久性は高いのですが、ラジアルタイヤと比べトレッド部の剛性や耐久力が劣るため、パンクなどのトレッド部の外傷に弱いです。そこでブリヂストンでは、トレッド部での外傷に強く、かつ長く使用できるフォークリフト専用のラジアルタイヤ「IR01(INDUSTRIAL RADIAL 01)」を販売しています。

IR01タイヤの構造

ラジアルタイヤ「IR01」の大きなメリットは「パンク」が少ないことです。トレッド部にはベルトと呼ばれる補強材があり、石など乗り越えた場合でもパンクしにくく、また、ベルトがカーカスを桶のたがのように強く締め付けるためトレッドの剛性を高め、バイアスタイヤと比べ摩耗ライフが約2~3倍あります。
屋外の路面条件の厳しい環境で、摩耗ライフを重視されるお客様に最適です。

乗用車やトラックなど身近にある車両だけでなく、さまざまな車両があります。
ブリヂストンはさまざまな車両に装着するタイヤをお客様のニーズに合わせて開発し、付加価値のもった「断トツの商品」をこれからも供給します。そして当社グループのネットワークを駆使し、高いメンテナンスを中心とした「断トツのサービス」をお客様に提供し、“安全”“安心”に貢献します。