毎月約1万本のタイヤをテスト!?ブリヂストンのテストコースをご紹介

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ブリヂストンでは安全・安心を第一にタイヤ開発を進めています。本日は、開発現場のひとつであるタイヤのプルービンググラウンド(テストコース)をご紹介します!

ブリヂストンのプルービンググラウンドってどんなところ?

栃木県那須塩原市にあるブリヂストンのプルービンググラウンドは1977年に建設されました。
敷地面積は約763,000㎡で、なんと東京ドーム約16個分、甲子園球場約20個分です!

こちらでは、約60名のテストドライバーが、約200台の保有車で、乗用車用、トラック用など様々な種類のタイヤを毎月約1万本の試作タイヤをテストしています。

どんなテストをしているの?

様々な使い方をされる世界中のお客様の立場でテストするために、プルービンググラウンド内には世界各地の様々な路面状況が再現されています。

安心・安全を追求するうえでまず欠かせないのが、濡れた路面でのタイヤ性能の向上です。
こちらは直径110mの円形路面で、滑り易さが異なる3種類の路面があります。
濡れた路面で旋回したときの様々な車両挙動、グリップ性能(タイヤが路面を掴む力)などをテストしています。

こちらでは、ハイドロプレーニング現象(タイヤと路面の間にできる水膜により、ブレーキもハンドル操作も効かなくなってしまう現象)に関するテストをしています。
すごい水しぶきですね…。

全長約3.9kmの高速周回路では、高速域での操縦安定性をテストしています。
タイヤの性能を限界まで使った厳しい高速性テストで、時速200kmを超える走行も可能です。
南北両側にバンク(カーブの外側が高くなっているコーナー)があり、高速走行時には結構な重力を感じます!

こちらはヨーロッパの石畳を再現した路面でのテストです。
ヨーロッパの街の石畳を日本に輸入して路面にそのまま貼り付けています。

ひび割れたコンクリート路面や、アメリカのフリーウェイ路(水はけを良くするため、路面に溝が入っています)、アジアに多いザラザラした路面を再現したテストもしています。

様々な状況を再現した路面の種類は…なんと50種類!!!
世界中のあらゆる路面を想定して、日々試作タイヤをテストしています。

ブリヂストンは、今回ご紹介したタイヤのテストなどを通じて、これからもお客様にとってより良い製品をお届けできるように、安全・安心を第一に開発に取り組みます。