祝!ブリヂストン吹奏楽団久留米が全日本吹奏楽コンクールで35回目の金賞を受賞
10月27日に行われた、第67回全日本吹奏楽コンクール 職場・一般の部にブリヂストン吹奏楽団久留米が出場し、金賞を受賞しました!受賞の喜びを常任指揮者の冨田さん、チーフリーダーの田中さんに伺いました。
ブリヂストン吹奏楽団久留米とは
1955年に「地域の音楽文化向上と社員の文化活動」を目的として、株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎が結成した吹奏楽団です。現在当社の久留米工場(福岡県)と鳥栖工場(佐賀県)の従業員62名で構成されており、通常勤務をしながら全国各地で定期演奏会やチャリティーコンサートを行っています。
1970年の全日本吹奏楽コンクールで初の金賞を受賞し、今年通算35回目の金賞を受賞しました。その他にも地元久留米市から文化賞などを受賞しており、2003年には文部科学大臣から地域文化功労者として表彰されました。
会場いっぱいに広がるラテン音楽
リンクステーションホール青森(青森県)で開催された今回のコンクール。我らがブリヂストン吹奏楽団久留米は、九州代表として「一般/職場の部」に出場しました。
演奏した曲目は課題曲「道標の先に」(岡田康汰作曲) と、自由曲「三角帽子」(ファリャ作曲)。力強いサウンドと音楽性を披露しました!
金賞受賞メンバーに独占インタビュー!
今回で46回目の出場を迎えたブリヂストン吹奏楽団。今回のコンクールについて、チーフリーダーの田中さんと音楽監督/常任指揮者の冨田さんにお話を伺いました。
―1970年に全日本吹奏楽コンクールで初の金賞を受賞して以来35回目の金賞です。コンクール歴代最多の獲得回数となりましたが、お気持ちはいかがですか?
田中さん 創設から64年間、歴代の先輩方が築き上げてきた歴史と伝統を守ることができました。日頃より応援してくださる地域の方々や、多大なるご協力をいただいた職場の皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
冨田さん 常に「挑戦」という強い気持ちをもって、コンクールに臨む団員を心から誇りに思います。評価される嬉しさはもちろん、また次のステージに向かう責任と覚悟もコンクールの場で学んでいるのだと思います。
―今年の選曲で特に苦労された点や、演奏において難しかった部分があれば教えてください。
冨田さん 自由曲「三角帽子」を最初に提案してくれたのはチーフリーダーの田中さんでした。当初、私自身は曲に対してややモノクロなイメージが強かったのですが、練習を積み重ねていくうちに、ブリヂストンにしか出せない色彩や温度があることが分かりました。リーダーの先見性と団員の熱量が、この作品の素晴らしさを際立たせたのだと思います。
田中さん 今まであまり取り組んだことのないタイプの作品でしたので、音符一つひとつを全員で時間をかけて私たちの言葉(音楽)にしていきました。苦労した分、達成感でいっぱいです。
―今後の抱負を教えてください。
田中さん 団員一同、ブリヂストンの創業者・石橋正二郎の「世の人々の楽しみと幸福の為に」という言葉を胸に、最高の音楽で社会に貢献していきます。そして、ブリヂストン吹奏楽団久留米がこれからもたくさんの方々に愛される楽団であるよう、今回の結果に満足することなく従業員として、団員として精進していきます。応援いただき、本当にありがとうございました。来たる2020年も音楽で盛り上げていきます!
冨田さん 音楽は人が生み出す想像力の結晶です。音楽を通じた社会貢献活動は、その結晶に想いを込め、聴いてくださる方々の心に届ける活動だと思っています。これからも、石橋正二郎の想い、そして受け継がれてゆくブリヂストンの想いを、熱く伝えられるような楽団であり続けたいと思います。
―田中さん、冨田さん、ありがとうございました!改めまして、この度は金賞受賞おめでとうございます!