「インターナショナルGSトロフィー」とは?「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2019」(後編)

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長野県白馬村のHakuba 47 Mountain Sports Parkで、2019年9月7日(土)~8日(日)に開催された「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2019」。来場者たちがBMWとバイクに満ちた最高の時間を過ごす一方で、楽しみながらも“過酷な戦い”に臨んでいる10名のライダーがいました。それが、「インターナショナルGSトロフィー2020日本代表最終選考会」に出場したGS乗りたちです!

世界でもっともタフなGS乗りを決める!

「インターナショナルGSトロフィー」は、ドイツ本国のBMWが2008年から2年に一度実施している、世界でもっともタフな国または地域を決める世界大会。各国の予選を勝ち上がった、BMWのGSシリーズを所有する一般ライダーたちが、1週間のツーリングを楽しみながらさまざまなテストにチャレンジ。その結果で、チームの順位を決定します。近年は15~20チームが参加。さまざまな国々の女性ライダーで編成された、国際女性チームもあります。2020年大会は、春にニュージーランドで開催。その日本代表枠3名を賭け、6月の一次予選を勝ち抜けた10名のライダーが、「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2019」の会場および白馬エリアで、数々のテストに挑みました。

ブリヂストンの「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」は、他社の2銘柄とともに今年から、この「インターナショナルGSトロフィー」の国内選考会で使用可能なタイヤに指定されています。また今回の最終予選では、BMWが用意したF850GSを使用してイコールコンディションで競われるテストも多く、3台のうち1台には「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」が装着され、エントラントがテスト時に好みのタイヤを選択できる環境が整えられていました。写真は、スロットルを使わずクラッチだけでバイクを発進させ、低速旋回しながら木にロープを巻き付けられた長さを勝負する競技です。

大きなGSをダートで軽々と操る!

2日間のテストには、スキー場のゲレンデを自分の足で駆け上がる体力勝負のものや、本戦で必須となる英語力が試される頭脳系、スマートフォンのGPS機能を使った宝探しなど、多彩な内容でした。土曜日には会場を飛び出して、別のスキー場ゲレンデでもテスト。もちろん、写真のような助走区間のない急斜面のヒルクライムなど、ライディング技術を競うテストも多数実施されました。

ちなみに国際大会となる本戦でも、国内予選と同じようにバラエティーに富んだテストが待ち構えています。過去にはカヌーレースやトラクター引き、バイクに乗ったままの槍投げなども……。バイクに乗る技術だけでなく、体力や他のスポーツに対する適応性、ルールを理解する能力やチームワークなど、まさに人間力が試される大会です。写真は、国内選考会最終テストのひとコマ。スタンディングでテールスライドしながらタイトターンするという課題です。「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」の優れたスライドコントロール性が活きます!

女性選手のデモランも実施

日本代表最終選考会のラストには、6月の段階ですでに日本代表としてスペインで実施される国際女性チーム選考会に参加する権利を得ている、水谷あいさんと吉田美恵子さんのデモンストレーションランも実施されました。両者ともに「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」を使用してくれています。上の写真は吉田さん。このページのトップ画像が水谷さんです。

「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」を愛車のR1200GSアドベンチャーに履かせて、一次予選をトップ通過した君島真一さんは、今回の最終選考会でも2位に入り、見事に来年のニュージーランド行きを決定。君島さん、おめでとうございます!

通常のコンテンツに加えて、よりタフで本格的な内容に進化した「インターナショナルGSトロフィー日本代表最終選考会」まで開催され、「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2019」は充実の内容でした。ライダーのみなさん、来年はぜひ白馬へ!