白馬がライダーの遊園地になる日。「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2019」(前編)

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BMWが主催する「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」は、BMWモトラッド(二輪車)の世界観を存分に味わえるイベントとして、冬はスキー場となる長野県白馬村のHakuba 47 Mountain Sports Parkという場所で毎年開催されています。

16回目を迎えた2019年は、9月7日(土)~8日(日)に実施。じつはこのイベント、ここ数年は荒天に祟られることが多かったのですが、今年は2日間ともこれ以上ないような晴天。真夏に逆戻りしたかのような暑さでしたが、バイクとキャンプとイベントを楽しむのには最高のコンディションに誘われて、2日間合計で過去最高となる5932名の来場者を記録しました。

全国各地からライダーが白馬に集結!

来場者の多くは、ツーリングがてら自分の愛車で会場を訪れます。白馬村に定着したイベントということで、国道から分岐して会場に向かう、田んぼの間を貫くロングストレートは、イベント期間中だけ白×青の「BMW MOTORRAD」フラッグで彩られ、これも名物となっています。

会場の二輪車駐車場は、まさに溢れんばかりのバイク。このイベントには、BMW以外のオーナーでも参加できます。参加費や保険料などが別途必要なコンテンツもありますが、入場するだけなら無料。そのため、この会場をミーティングポイントにして仲間と会い、しばらく場内を楽しんでから別の場所にツーリングへ向かうライダーも多くいました。

体験型から見学型までコンテンツは多彩

コンテンツの内容は非常に多彩。BMWのバイクやクルマの新車展示にはじまり、BMWテクニカルマネージャーによる新型S1000RRの車両解説、ビンテージレーサーや現役レーサーのデモンストレーション走行、エンジン解体ショーや有料の熱気球体験など、盛りだくさんですべてを体験するのが難しいほどです。試乗会も、会場内特設コースだけでなく、公道を使用したオンロード試乗会とゲレンデ脇の山道を使ったオフロード試乗会もあり、どちらも大人気となっています。ちなみに写真は、これからオンロード試乗会に出発するライダーさん。

ブリヂストンは今年、この「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN」に出展しました。弊社が2019年に発売を開始した「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」は、本格的なオフロード走行環境での使用を想定したアドベンチャーカテゴリーの意欲作。ハードな冒険を愛するBMWのGSシリーズを駆るライダーたちからも、すでに高い支持を得ています。

ヒルクライムも名物

ヒルクライムコンテストは、草で滑りやすいスキー場のゲレンデをバイクで駆け上がり、そのタイムを競う人気コンテンツ。一般参加部門で2位に入賞した柳瀬瑞輝さんは、愛車のF800GSにブリヂストンの「BATTLAX ADVENTURECROSS AX41」を装着してくれています。「このタイヤは、すでに3500kmほど走っていますが、なんの問題もなくグリップしてくれました。普段のツーリングでは、オンロード区間も素直なフィーリングで、ダートでもしっかり走れるのでとても気に入っています」とのこと。ありがとうございます!

キャンプとBBQで夜も楽しい!

このイベントでは、キャンプサイトスペースも設けられており、来場者の中にはキャンプで夜まで仲間と一緒に楽しむという人も少なくありません。バイク乗りの、ちょっと遅めな夏祭り。毎年これを楽しみにしているBMWファンがたくさんいます。

宿泊がキャンプかホテルやペンションなのかは別として、夜にはミュージックライブパーティも開催され、みんなでロックなどのミュージックに包まれながらBBQを楽しむのが、土曜日夜の恒例。このイベント限定編成のオリジナルバンドも登場して、会場はかなり盛り上がります!

後編では、こんな楽しいイベントで併催されていた超過酷な戦い、「インターナショナルGSトロフィー2020日本代表最終選考会」の模様をお届けします!