世界一アツイ道へ。カリフォルニア州デスバレー

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夏季の気温が50度を超えることもあり世界でもっとも過酷な場所として有名なデスバレー国立公園。今月は世界中の自動車メーカーが車両開発のために集まることでも知られるとにかく暑い場所を駆け抜ける道を訪れてみました。

とにかくアツイ道がアメリカ合衆国カリフォルニア州に存在します。カリフォルニア州といえば誰もが美しい海岸線沿いのドライブを思い浮かべることでしょう。しかし少し内陸に入れば本格的なワインディングロードや砂漠地帯をただひたすら突き進む一本道など、 記憶に残るドライブを楽しめる道が無数にあります。今回紹介するとにかくアツイ道があるデスバレー国立公園もそんな特別なドライブ体験ができるカリフォルニア州を代表するドライブスポットのひとつです。

デスバレー国立公園はカリフォルニア州とネバダ州の境界に位置する砂漠地帯で、数あるアメリカの国立公園の中でも最も暑く、最も乾燥していることで知られている盆地です。そう、アツイ道とはとにかく気温が高い暑い道のこと。 3000mを超える山脈に囲まれたその盆地の最も低い場所はなんと海抜マイナス86m。強い日差しによって暖められた空気がこのとても低い盆地の中で滞留するため、6月を迎えると平均最高気温が43度を超え、最も暑い7月には最高気温があっさり50度を超える日もあります。 この地で1913年7月に記録した56.7度という最高気温は現在も世界気象機構(WMO)によって世界最高気温として認定されています。

この凄まじい暑さは人だけでなく当然のことながらそこを走る自動車にとっても過酷な環境です。よってこの地は大自然が生んだテストコースとしても知られており、 気温が上がる6月から9月の夏季には世界各国の自動車メーカーが開発中の車両をこの地へ持ち込みテスト走行を行なっています。この時期に多くすれ違うカモフラージュされた開発車両の足元にはブリヂストンのタイヤが装着されていることもあります。 もちろんこの暑さはタイヤにとっても過酷といえる環境ですが、ブリヂストンはこのような場所でも安心して走行できるタイヤを開発・提供しています。

ロサンゼルスから車で約5時間、お隣ネバダ州のラスベガスから約2.5時間でアクセスできるデスバレー国立公園(各都市の中心部からデスバレー国立公園の最も低い場所であるバッド・ウィーターまでの所要時間)は他では決して体験できないドライブができる場所です。 暑さに驚き、この環境で生息する動植物に驚き、そしてこれだけ過酷な環境でもスイスイと駆け抜けるクルマやタイヤの耐久性能も驚くべきことでしょう。この夏のアツイ思い出作りに、こんな暑い場所へのドライブを検討してみてはいかがでしょう?

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