聞こえているのに、気にならない? タイヤの音作りの秘密とは

SHARE

普段ほとんど気になることのないタイヤの音。じつはここにタイヤ開発者たちのこだわりがありました。新しい「REGNO」を例にそんなタイヤの音作りの裏側を紹介していきましょう。

ドライブをしている時、どんな音が聞こえていますか?エンジンの音、風をきる音、踏切の音や周りを走るバイクやトラックのエンジン音・・・きっとこれまで体験してきた様々な音を思い浮かべることでしょう。しかし走行中に聞こえているのはそれらの音だけではありません。実はタイヤの音も常に聞こえているのです。

タイヤは走行している時、路面の凹凸によってタイヤ内部の骨格のひとつであるベルトが振動し「ゴー」「ガー」という中・低周波の音を発生させています。またタイヤの溝と路面の間では共鳴音である「ヒュー」「シャー」という高周波の音を発生させているのです。中・低周波の音=ロードノイズ、高周波の音=パタンノイズ、これらの音は走行中常に聞こえているものなのですが、あまり気にならないのはこの音を上手に味付けし、不快感を感じさせない周波数にするという、タイヤ開発者たちのこだわりが見える部分なのです。

タイヤは手の平ほどの面積で大きなクルマを支え、走る・曲がる・止まるというクルマの基本性能だけでなく、燃費性能や静粛性までも追求をしなくてはなりません。その開発は決して容易なものではありません。しかもタイヤは走行すればすり減っていきますし、ゴム自体の性能も変化していきます。履いた瞬間から新しいタイヤに交換する時まで、その性能を維持させていくということもとても重要なポイントになります。

そういったタイヤに求められる様々な性能を高次元でバランスさせ、断トツの性能を追求し続けているのがブリヂストンのフラッグシップモデルである「REGNO(レグノ)」です。2月に発売した最新モデル「REGNO GR-X II」は、基本性能を磨き上げただけでなく、振動を抑えるシート(ノイズ吸収シートII)でベルトを覆うことによって心地よさを左右する125~200ヘルツの中・低周波音を抑制、また1Kヘルツ前後の高周波音を抑制するための溝形状(3Dノイズ制御グルーブ)も取り入れ、心地よいタイヤの音作りにとことんこだわっています。そして新品の時だけでなくタイヤがすり減ってもその性能が実感できるものとしています。

次のドライブではぜひタイヤの音を気にしてみてください。路面や速度が変わるたび、その音も変化していることに気づくでしょう。そしてもしタイヤを交換するタイミングを迎えているのなら、ぜひ新しいREGNOをお試しください。心地よいタイヤの音とは?その答えが走り出した瞬間にわかるはずですよ。