アメリカ/ナッシュビルの新たなランドマーク、ブリヂストンタワーへ

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ブリヂストングループの米州事業を統括する「ブリヂストン・アメリカス」の新社屋が完成し、2017年12月13日にグランドオープニングのセレモニーを行いました。テネシー州ナッシュビルのダウンタウンに建設された地上30階建ての新社屋の名称はブリヂストン・タワー!

最新のテクノロジーと先進の環境性能、そしてブリヂストンらしいこだわりが随所に詰まったその内部を早速ご紹介しましょう。

1階はエントランススペース。おなじみ"B"マークが来訪者を迎えます。ビル全体が外部からの光を多く取り入れる設計となっており、エントランスも明るく開放的。採光へのこだわりは建物全体の省エネにも大きく貢献しており、建築や都市の環境性能評価システムとして知られるLEEDによってゴールド認証されています。

エントランスにはブリヂストン&ファイアストンのブランドを伝える5つのデジタルサイネージがあり、その奥にはファイアストンタイヤを装着するINDYカーの実機を展示、上部には乗用車タイヤからトラクタータイヤまでブリヂストンが手がける様々なタイヤが釣り下げられここを訪れる人々を楽しませてくれています。

ではオフィスフロアへ足を運んでみましょう。各フロアもエントランス同様、とても明るく開放的。

一般的なオフィスビルでは会議室を窓側に配することが多いのですが、この建物では全てのフロアともに会議室を建物の中心に置き、ワークスペース全体に屋外の光が入るようになっています。これにより心地よい職場環境の実現と省エネを両立しているのです。ナッシュビルの町を一望できるテラスもあります。

29階から22階、そして22階から18階には建物の窓に沿って吹き抜けの空間があります。これも各フロアへの採光を考慮したこのビルのこだわりです。この吹き抜け空間に用意された階段で空中散歩を楽しみながら22階へ向かってみましょう。

22階の一部はフリーのミーティングスペースになっており、各フロアで働く社員が気軽に打ち合わせできる空間になっています。フロアにはちょっとしたパター練習場もあり、ゴルフ用品も展開するブリヂストンらしいスペースになっています。

15階にはカンファレンスセンターがあります。このカンファレンスセンターには大小様々な会議室があり、部屋の仕切りを可変させることで200名を超える会議にも対応します。また廊下にはブリヂストン・ファイアストンそれぞれの歴史を綴る展示もあり、ちょっとしたミュージアムのようになっています。

15階のカンファレンスフロアと14階も吹き抜けの空間が用意され、階段で降りていくとカフェスペースに到着します。22階と同様に社員が集まり、語りあえるエリアになっています。このフロアには大きな屋外テラスもあり、テラスでのミーティングを考慮し屋外ながら電源も各所に用意。もちろんWi-Fiは全館どこにいても通じるようになっています。このフロアにはコーヒーやフレッシュジュースが飲めるカフェカウンターもあります。

14階の奥にはフィットネスセンター、そして社員食堂にあたるレストランがあります。朝早くから働くアメリカのワークスタイルに合わせ朝食も提供しています。ランチタイムには寿司、パスタ、ハンバーガーなど世界各国の社員が集まる企業らしく、豊富なメニューを取り揃えています。

ブリヂストン・タワーは近年のワークススタイルに対応した各フロアの設計、そして環境に配慮した構造になっています。カントリーミュージックの聖地、NHLのナッシュビル・プレデターズの本拠地であるブリヂストン・アリーナがある場所として知られるナッシュビルで、AT&Tビル(バットマンビルと呼ばれています)と並び、圧倒的な存在感を放つブリヂストン・タワー。すでにナッシュビル・ダウンタウンの新たなランドマークになっています。