ブリヂストンのエグゼクティブとお茶の水女子学生が交流しました
ブリヂストンの女性エグゼクティブ、クリスティーン・カーボウィアックより、学生時代から就職、そしてキャリアを通じて大切にしてきたことを学生の皆さんにお話をさせて頂きました。
10月中旬にお茶の水女子大学で行った講演会についてご紹介をします。
ブリヂストングループは、モノづくり企業としてだけでなく、次世代の学び・働き方を支える活動を継続的に行っています。今回、国立大学法人お茶の水女子大学と「女性リーダーの育成支援」を共同で進めている関係で、当社の米州事業会社Bridgestone Americas Inc.で副社長を務めるクリスティーン カーボウィアック(Christine Karbowiak)と学生たちが交流する機会を頂きました。
「グローバル女性リーダーとの対話」と冠した講演会は、学生時代から就職、そしてキャリアを通じてクリスが大切にしてきたことをお伝えし、現在の学びそして将来の人生やキャリアを真剣に考える学生の皆さんのお役に立ちたいという思いで企画されました。
クリスについて少し紹介をすると、シカゴで生まれ、大学時代はジャーナリズムを専攻、また卒業後はロースクールで弁護士資格を取得しました。今年でブリヂストンに勤続25年となりビジネスではグローバルに活躍する一方、地域のコミュニティと積極的に関わることで、社会の健康や安全、教育の課題解決に取り組んでいます。
当日は、大勢の学生、学校関係者にお集まり頂き、満員御礼のなか講演会が始まりました。冒頭は”Most Important Things in My Life”(人生で大切にしていること)と題して、クリスの方からお話をさせて頂きました。
彼女が強調して伝えていたことは以下の4つのことです。
- 目標を持って努力を怠らないこと
- 新たな挑戦に対してはオープンで柔軟な姿勢で取り組むこと
- チャレンジを恐れないこと
- そして家族、友人、会社の上司・同僚など出会う人達との関係を豊かにすること
人との出会いとして、「メンター」の存在が特に大きかったとクリスは語っています。日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、メンターとは自分の身近にいて考え方や行動においてモデルとしてみることができる人、最高のタイミングで適切な助言を与え、背中を押してくれる人です。
ジャーナリストを夢見ていた彼女は大学卒業にあたり、大学関係者から「人とは違う、きらりと光る何かを身に付け、大勢の中でも特別な存在になること」と助言を受け、当時考えもしなかったロースクールへの道を進みます。弁護士の資格を得た彼女は、その後のブリヂストンのキャリアでコミュニケーションと法律両面において強みを持つ存在として、広報や渉外といった分野の責任者となり、夢を叶えることとなります。この経験から、これからの人生、キャリアにおいてメンターを持つことの大切さを学生へ伝えました。
後半は学生たちの質問にお答えする形で進みました。
女性の社会進出について、そして女性リーダーとして心掛けていることは何か、との質問には、まずは相手の意見を聞くこと、相手が本当に必要としていることを理解すること、そして恐れず自信を持って発言すること(Speak up)を挙げていました。
約1時間と短い時間ではありましたが、自由質問コーナーでの積極的な質問、そしてクリスの話に聞き入る学生の皆さんの真剣な表情、キラキラした目がとても印象的でした。
講演会の最後にはお茶の水女子大学の室伏学長も同席頂き、記念撮影をパチリ。楽しい時間が終わりました。
今回のような形式の講演会は初の試みでしたが、終了後の参加者皆さんの笑顔から、お役に立てたのではないかと感じています。学生の皆さんの大いなる未来の活躍に、ブリヂストン一同期待しています!