【モータースポーツの舞台裏】 タイヤメーカーが届ける必須アイテム
国内最高峰の4輪レースSUPER GTは、複数メーカーがタイヤを供給している世界的にも稀なレースで、タイヤメーカーの熾烈な争いもレースの魅力のひとつです。今回は、タイヤの供給だけではない、タイヤメーカーの大事な仕事をご紹介します。
8月26日、27日、三重県にある鈴鹿サーキットで、SUPER GTの第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」が行われ、GT300クラスでブリヂストンタイヤを装着する黒澤治樹選手/蒲生尚弥選手(LEON CVSTOS AMG)が今シーズン初優勝を飾りました。 (詳しいレース結果はこちら https://ms.bridgestone.co.jp/4/supergt/report/6876
我々タイヤメーカーの役割は、マシンの力を最大限に引き出すタイヤを供給し、勝利に貢献することです。サーキットの現場では、タイヤエンジニアがレース中の様々なデータを収集・分析し、チームのタイヤマネージメントをサポートしています。
しかしながら、その他にも重要な役割があります。
それは、表彰式やインタビューで選手達がかぶる帽子を届けることです。笑
実はこの帽子、はじめからチームに渡してあるわけではなく、ブリヂストンのスタッフが、優勝が決まる直前にお届けしているんです。レース終盤になると担当スタッフが帽子を準備し、ソワソワしながらチェッカーの瞬間を待っています。
この帽子、つばの裏にもBマーク(ブリヂストンのマーク)が入っていて、選手が上を向いたときにチラリと見えるようになっています。
風のうわさでは、帽子を届けるブリヂストンスタッフが使っているバッグが、モータースポーツファンの間で密かに人気があるとかないとか。
ブリヂストンタイヤ装着チームの勝利を願って、次戦のタイにも帽子を届けに行ってきます!