ドライコンディションでの高いハンドリング性能とグリップ性能、安定性を実現したプレミアムハイグリップラジアル。
スリックライクなトレッドパタンはトレッド剛性を向上させるために3Dの溝形状を採用。
国内大手バイクメーカーのハイエンドマシンに標準装着。スーパースポーツバイクの性能を最大限に引き出すために、RACING STREET RS10 の高い運動性能と操縦安定性能が認められた。
この“BATTLAX RACING STREET RS10”は、今までのブリヂストンが創るタイヤの概念を覆すことを目標に開発しました。従来の「BATTLAX=ハイグリップ」だけではなく、車を操作してすぐに気づくような「接地感の高さ」を追求しました。ハイグリップタイヤ=上級者向け、と言うイメージを払しょくしたかったのです。
バイクに乗ってすぐに感じられる驚きや喜び、を誰にでも感じてもらいたい。もっと多くの人にバイクライフを楽しんでもらえるタイヤにしたい、そのような想いで開発を進めました。
また、バイクにとってパタンデザインは重要なファクター「装着する喜び」をもたらすと思います。
ハイグリップタイヤは必然的に溝が少なくなり、どうしても“性能ありき”でパタンデザインが似たものになりがちでした。このBATTLAX RACING STREET RS10は、見た目の美しさにもこだわり、上質で上品なパタンデザインを目指しました。バイクを所有する喜びを忘れず、装着するバイクがさらに美しくなるように、との思いも込めています。
そして、技術がある上級者からバイク初心者に近い人まで、様々な層のライダーでテストを繰り返しました。もちろん、国内のみならず海外でも、一般公道からサーキットまで、さまざまな環境でテストを実施しました。これまでにない新たな感覚を追求するために、トレッドゴムだけではなく、タイヤの内部構造、タイヤ全体でバランスを取る、など様々な角度から開発しました。新感覚のこのタイヤをぜひ一度、あなたのライディングスタイルでお試しいただきたいと思います。
” 3D” の溝形状でブロック剛性を強化し、これによりブレーキング時、加速時のスタビリティーが向上。コーナリング時の入力の方向に沿って溝を配置し、ブロック剛性の強化を実現。さらにタイヤショルダー部に独立した溝を設けることでトレッド変形を促進、短時間でウォームアップが可能となった。
このトレッドパタン採用により、パタン剛性がフロント6%、リア16%向上した。
コーナリング時の入力方向に沿って
溝を配置しブロック剛性の強化
3Dの溝形状でブロック剛性を強化することで
ブレーキングや加速時のスタビリティーが向上
独立した溝を設けることでトレッド変化を促進、
短時間でのウォームアップが可能に。
従来のコンパウンドより高温域でのグリップ力がさらに向上した。
タイヤショルダー部のクラウンアールを大きくすることでキャンバー時の接地面積が拡大、それにより旋回時の安定性が向上した。
高温域でのグリップを向上
タイヤショルダー部のクラウンアールを大きくすることで
キャンバー時の接地面積が拡大、それにより旋回時の安定性が向上
BT-003STを6つの項目(グリップ(フロント・リア)、接地感(フロント・リア)、ハンドリング、総合点)全てにおいて上回り、オートポリスサーキットのラップタイムを約1.5秒も短縮※させた。
※[テスト条件] 試験場所:オートポリスサーキット、日本(4.674km)、試験車両:BMW S1000RR、タイヤサイズ:120/70ZR17および190/55ZR17、空気圧:フロント230kPa/リア250kPa、ライダー:社内テストライダー